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カテゴリ:つれづれ
1時間かけて書いたブログが消えてしまいました...。
気を取り直して再トライ。
秘密保護法が衆議院を通過しました。
このままでは戦前の日本に逆戻りです。
日和見をするのはもういいでしょう。
そろそろ旗幟鮮明にするときです。
ここ数日、頭に浮かぶ人物がいます。
秦の始皇帝の丞相、李斯です。
彼はライバル韓非子を追い落とし、自分の立場を盤石にしました。
しかし、よそ者である彼は、後ろ盾であった始皇帝の死後、粛清される危険があります。
そこで彼は鼻も引っかけてなかった宦官趙高の言葉に乗ってしまい、英明と言われる嫡子扶蘇を自害に至らしめ、暗愚と噂される胡亥を二世皇帝とする、という偽詔を作ります。
これで李斯は二世皇帝を操り、権力を思う存分揮うことができる、 はずでした。
偽詔を知っている者は、人間以下の宦官である趙高だけ。
ところが李斯の思惑は見事に外れ、二世皇帝から疎んじられ、拷問により、ありもしない罪を認め、息子共々処刑場に引きずり出され処刑される、という最期を遂げるのでした。
目先の利益に目が眩んだ結果、身を滅ぼすことになった李斯...。
遠い昔の話ではありません。
権勢をほしいままにした宦官趙高、鹿を宮廷に連れてきて、「これは馬でございます。」と皇帝に奏上。皇帝は「これは鹿ではないか。」と言います。 群臣の中で「これは鹿だ。」と言った者は皆、粛清され、邪魔者はいなくなりました。
このエピソード、 馬鹿 の語源だそうです。
もちろん、趙高の末路は悲惨なものでした。 ライバルを手段を選ばず蹴落とし、形勢不利と見るや、敵とも手を結ぼうとし、責任は暗愚な二世皇帝になすりつけようとする。
このような輩が信頼されるはずもなく、彼は殺されてしまいます。
昔の異国の話でしょうか?
今の日本に当てはめることは簡単です。
言えることは、
目先の利益に目が眩んで、間違った判断をしてはいけない!
長いものに巻かれるのではなく、自ら情報を取捨選択して正しいものを選ぶ知恵を持つ!
最後まであきらめない!
刑場に引き出された李斯は、次男に向かって「黄色い猟犬を連れて兎狩りをよくやっていたが、またやりたい夢はかなわない。」と後悔したそうです。
誰に対して秘密を守る法律か、よく考えてもわからない人は、 戦前の治安維持法が国民をどう扱ったか 冷戦時のチェコスロバキアではどうだったか 調べてみて下さい。 すさまじい警察国家であったチェコスロバキアでは、人は隣人を信じることができなくなりました。 戦前の日本も ...。
日本では、戦前、権力を揮っていた輩は戦後も反省することなく巧妙に処罰を免れ、メディアを支配した者、大臣になった者がいて、今もその系譜を継ぐ者どもが活躍しています。
見苦しいですが、彼らの言動をしかと見て、当初述べていたことと実際に行っていることが著しく悪い方に変わっている場合、
次はない! と引導を渡すのが有権者の権利であり義務でありましょう。
あきらめて、お上の言うことに従う 必要などないのですから。
支配層に向かって バルス! と唱えてもいい頃です。
力を合わせたら、サーバーが落ちるくらいのパワーを私たちは持っているのです。 ダメ、と思う必要はありません。
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Last updated
2013.11.27 01:55:07
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