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カテゴリ:つれづれ
春分の連休もおしまいですね。 まあ、私は連休とか関係ないのでよくわからないのですが。
このところ体調不良で、春分を境として夏型の体に変わるから調子が良くないのだ、ということにしています。
たまたまテレビをつけたら「リーダーズ」というドラマをやっていました。
誰でもわかる、トヨタ自動車の歴史と人間ドラマです。
全部見たわけではないので何とも言えないのですが、 観た感想は 強烈な違和感 でした。
従業員を家族と思う社長と、経営改善のための人員整理を主張する幹部、 そこで生じる人間ドラマ、 そこで感動が生まれる...。
お約束通りのパターンです。
観て感動した人、ごめんなさい。
別に俳優陣が悪いわけではありません。
でも、全体的に、 「昭和・戦前戦後」 ではないのです。
戦前の日本人は本当にばらばらな顔つきで、 キツネ目 出っ歯 頬がこけているが頬骨は高く、顎ががっしりしている 鼻筋が通ってない、鼻が低い 牛乳瓶の底のような眼鏡をかけている
これのいずれかが複数組み合わさった顔で、現代の水準から言うと、「醜い」と言ってもいいくらいです。
もちろん、俳優が演ずるわけなので望むべくもありませんが、
顔が違いすぎる...。
現代の日本人は「平均顔」になったせいで、特徴となる顔のパーツが全て「好ましいと思われる方向」に変わっています。
そして、話す言葉
語彙は無論のこと、イントネーションが戦前の言い方と全く違います。
あれじゃあ、「現代の企業ドラマ」と何ら変わるところはありません。
ストーリーは 幹部も平社員も一丸となって会社のために働き、その結果、日本が豊かになる
というものです。
これをなぜ、今ごろ放映するのでしょう。
グローバル企業となったトヨタ(に限らず大企業)は、「赤字のため」法人税を払わない・ごくわずかだけ払う 消費税の払い戻しを受ける
逆累進課税のため、一般庶民にとっては8%という高い負担を強いられるのに、「欧米より安い」という詭弁によって平気で将来的には10%まで上げられる
会社がつぶれては元も子もなくなる、という論理で法人税はアジア諸国並みの低い税率になる
強く優しいリーダー像
ああ、そんなに誰かの後ろにくっついていきたいのか...。
これを納得させるために作られたドラマではないか、と思えるのですが、気のせいでしょうか。
TVってやはり「一億総白痴化」にするための装置だったのですね。
大宅壮一 さすがです!
首相が「笑っていいとも」に出演したり、 この国のメディアは末期状態ですね。
独立系メディアに希望を託すのみ。
というわけで、ほとんど休んでばかりの連休でした。
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Last updated
2014.03.25 00:12:26
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