Over the Rainbow ―るうのつぶやき―

夏休みが終わったと思ったら、あっという間にもう10月です。

夏の疲れが出たのか、仕事が終わるとぶっ倒れている日々を送っていますが、まあまあ元気に暮らしています。

毎年、夏休み後、初回の授業で学生にエゴグラムをさせているのですが、どのクラスでも似たような結果になります。

エゴグラムは交流分析の考え方を基にして作られた心理テストで、自分の心のあり方がわかりやすくグラフで表されます。

CP  厳しいお父さん

NP  やさしいお母さん

A    社会人

といった　　「大人の性格」

FC  やんちゃな子

AC  良い子

といった　　「子どもの性格」

が　　一人の人の中にあります。

肉体的な年齢・性別とは関係なく　　その人に備わっている

男らしさ・女らしさ　　子供っぽさ・大人らしさ

がテストを受けることでわかります。

気になっているのは、どのクラスでもAC の項目が一番高いという学生が、クラスの7割くらいを占めているのです。

AC(adapted child 順応した子ども)は協調性を見る項目です。

しかし、その質問の中身は

言われたことをちゃんと行う

思ったことがあっても言わない

意見を言うより人に従う

など。

人の言いなりになって、指示に従って言われたことを行う。

周りを気にして長いものに巻かれる。

個性的というより画一的。

これって　　　　社畜まっしぐら！　　

ですね。

学校教育の成果　　というほど勉強してはいないはずなんですが．．．。

親子代々　　　お上の言うことを鵜呑みにして従う　　のでしょうか？

いつから日本人はこんな感じになってしまったんでしょう？

少なくとも戦国時代の日本人は　農民だって落ち武者狩りをするほどアグレッシブでした。

江戸時代だって一揆は起こりました。

明治以降？　　それとも戦後？

香港ではデモが広がっています。

東京では　反原発のデモがあっても　　「サヨクの人たちが行う」　　治安を乱す行為　　と受け取られているようですね。

日本人は愚民からいつ目覚めるのでしょうか？

と　　ACゼロだった　私は問いたいです。（協調性ゼロか？orz）

どんなダメな日本人でも目覚めの火種は心の中に持っている、となぜか思っている私もいるのですが．．．。

「もっとひどい災害が起こらなければ目覚めない」

に　願わくばなりませんように。