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カテゴリ:政治・経済(国内統計etc.)
本日の読売新聞朝刊での報道は表1である。 イランからの輸出は昨年上半期で230万バレル/日 で、仕向地別には、中国22%、EU諸国18%、日本 14%、インド13%、韓国10%、トルコ7%、 南ア4%、その他12%である。
既に入手している情報では、イランへの原油依存度 は、トルコが約3割、インド、日本、韓国がそれぞれ、 ほぼ1割である。 1/30日付読売朝刊では、昨年第3四半期では、 EU諸国についてみると、ギリシャ53%、スペイン16%、 イタリア13%と続くという。 1月30日現在、イランは「EU諸国の7月からの原油 輸入禁止」に対抗して、「即時輸出禁止」で対抗しよう としており、IAEAの査察問題も絡んで泥沼に填って いる。
全世界的な石油貿易で見ると、2009年の全世界の 輸出は5,293万バレル/日であり、中東地域からの輸出 はそのうちの1,842.3万バレル/日(34.8%)である。 発表された、イランの2011年上半期の石油輸出の 230万 バレル/日という規模は、2009年の「全世界の 輸出規模の4.3%に相当」し、「中東地域輸出規模の 12.4%に相当」する大きさである。
ついでに、2009年の日本の輸入量は428万 バレル/日で、全世界輸入量5,293万バレル/日 のうちの8.1%を占めている。 (ヨーロッパが25.5%、アメリカが21.6%、その他 が44.8%を占める。)
全世界の石油生産は38.2億トン、うちイランは 2.0億トンで5.3%を占め世界第4位(ロシア1位、 サウジアラビア2位、アメリカ3位に次ぐ)である。
表1.イランの原油輸出量構成比(主要輸出国別) (2011年上半期 230万バレル/日)
出所 :米エネルギー情報局資料(読売新聞1/24朝刊) A:WEB情報や新聞など
表2.世界の地域別石油輸出量(単位:千バレル/日) (2009年)
(出典) BP「Statistical Review of World Energy 2010」 *誤差修正
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Last updated
Jan 24, 2013 12:21:37 AM
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