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男の羅生門 ‐ Guitar&Bike Life ‐

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November 16, 2023
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カテゴリ:エレキギター
マニアックですが今回は個人主観バリバリですがギターの材の話。
その昔、自分も今ほど詳しくなかった時代は材料について考えたことなんてありませんでした。
言わば種類だけ『アルダー』『マホガニー』『メイプル』『エボニー』そんな感じ。

そして宣伝広告で使われる謳い文句で言う『良質な材を使用しています』という言葉。
実際のところ、この『良質』って何を基準に考えてんの?ってことです。
とは言え、俺は楽器屋店員でも何でもないので個人的な考え方なのは悪しからず。

そもそも、当たり前ですがギターやベースというのは言わば木工品なわけです。
その木材の音の特性やらを含めピックアップで拾い、アンプから出力される音が楽器の良さ。

一部では『材の影響は基本的には無い。セッティングで決まる』というオカルトじみたネタもありますが
もしそうであれば、そもそも木を使う必要性が無く否定する結果になりますので自分は信じていません。
弦振動がボディ材や他箇所に反響し、一定の減衰を持って調整されることで個性が出ると考えています。

事実、自分も20数年ではありますが沢山のギターに触れて音の違いは少なからず感じてきました。
それが同じ年式、同じ型式、同じスペック、同じセッティングであっても音は違いとして感じられるものでした。



自分の中での『良材』とは、メーカーが完成品として『こうあるべき』とイメージする音に対して必要とされ厳選された材であることを指すと感じています。その中でGOALが『ヴィンテージサウンドを取り入れる』となれば、その音を生み出す為にホンジュラスマホガニーやハカランダ等、当時は当たり前にあった材料も今では枯渇してしまった材、今では地球温暖化で育つ環境が変わってしまったことから必然的にヴィンテージ材こそ良質となってしまい高額で手に入れるのが難しくなってきます。

ここで言う『良質な材』というのは、種類もそうですが木材をトーンウッドとしたときに『クオリティ(品質)』という目線でも厳しく目利きし、目的達成の為に必要な材。もしくは商売としてユーザーが求める材、即ち『格好良い』『欲しい』と感じる杢目であったり一定の人気や需要をもつ材は『良質』と表現されるでしょう。



例えれば『10,000円の国産和牛』と『100円の輸入牛』とでは、そもそも餌や育て方が違い、見た目にも違えば脂の乗り方や味が違うのと一緒です。何を美味しいと思うかは個人差なので値段が高いから最高!というのは間違いでですが、比較的、高いものはユーザーが支払う価値がある費用対効果がある前提で流通し、商売になっているからこそ存在するので一定のラインで満足度が高い傾向にはあります。生き物である以上は間違いなく差はあると思います。

ただし、一番重要なのは如何に良い材料であっても、どのように組み合わせて作るかというのが重要。それこそ、高級材だけぶっこめば美味い料理が出来るわけではなく材料の持つ特性を見定め、相性や組み合わせ、適切な調理方法があって初めて美味しいと言われる料理が出来る。楽器に関しても名前だけで上手な調理が出来ないメーカーの音は高いだけで音は良くないと思います(個人の好みの問題は勿論あります) 言わば調理人の腕が試されるのが楽器です。

そういう意味で見ても全て違うのが面白く、魅力であるとも思います。
自分好みの音を出してくれる個体に巡り合えたときの喜びは計り知れないなと感じますね。
・・・という、好き勝手に語るだけの内容でした。




※ネタに使ったKigoshi Guiterの詳細は下記
 本当に素晴らしいギターです。






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Last updated  November 17, 2023 10:17:19 AM
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