しつこく、図々しく、おせっかい
流通業の問屋として在庫管理は当たり前の事ですが、我社が扱う商品は腐りはしないのですが、割れる、欠ける、破れるという性質上、管理が甘い状態が続いていました。在庫を帳簿と現状を合わせる。この当たり前の事を、徹底できるよう毎日のように商品管理の部署に「しつこく」言い続けています。「当たり前のことを当たり前にやり切る、しかも素晴らしくやる」 このようにガーデンブロックを、上から右からピッキング作業をし商品毎に揃えています。 これで在庫も数え易いですね。やれば出来る。社員が証明してくれました。夕方からはこちらで講演を聞いてきました。講演者は家具作りの名人であり、人づくりの名人とも呼ばれている、秋山木工の代表取締役である秋山利輝さんでした。秋山木工さんでは独特の研修制度があり、入社後4年間は丁稚と呼ばれる修行期間があります。その間は挨拶や礼儀作法、親孝行など人間的に大事な事を教わり、その後4年間は職人と呼ばれ、家具作りの真髄を叩き込まれるそうです。そして9年目には一度全員秋山木工を辞め、他社に入社、独立となっていくそうです。秋山さんは人づくりの名人と呼ばれるだけあって職人に育て上げる為に厳しい面接に始まり、入社後は全寮制で朝5時起きでランニング、全員で朝食後、午後10時までの仕事がほぼ毎日だそうです。休みも入社3年で20日もないとか。とにかく仕事を通じて、技を学ばせる事はもちろん人間力も学ばせる大切な修行期間が存在し職人へと育てられていくわけです。そんな職人作りに、人育てに、必要なのは、「しつこい」「おせっかい」「図々しい」の3点だとおしゃっていました。本日の我社の構内の結果にリンクしました。