名残りの花見。
2024年4月11日(木)今日もいいお天気。でも明日は崩れる予報。桜の花も、満開を過ぎ散り始めています。朝食を食べながら、夫に話しかけました。「もう1回、花見に行こうよ」って。ということで、またも台所の有り合わせでお弁当を作りました。今回は、サンドイッチです。ハム・チーズ・卵・トマトときゅうり。ホットサンドにしました。バスに乗って行ったのは、その名も桜が丘公園。都立公園なんです。最寄り駅は京王線の「聖蹟桜ヶ丘駅」名前の通り、駅前にも桜並木があり美しいところです。駅からバスに乗って8分。「記念公園前」で下車。目の前が公園の入り口です。高齢者にも訪問しやすい公園です。多摩丘陵を利用した、高低差のあるかなり広い公園です。下側中央の「現在地」というところから入りましたが、ここが丘陵のてっぺんになります。入口から少し歩くと、旧聖蹟記念館が見えてきます。「聖蹟」とは、明治天皇が行幸された場所ということらしく、若き日の明治天皇がうさぎ狩りなどにたびたび訪問された場所だそうです。別の角度から。左側にあるお堂は、「五賢堂」1968年、明治100年を記念する建物として、維新の志士を顕彰する目的で建てられたものだそうです。隣接する広場で、まだ残っていた桜を愛でながらお弁当を広げました。ここは近くの方々しか訪れないので、とっても静か。保育園児やお友達と連れ立ってきた方々が、名残りの桜を楽しまれています。あたりには鳥の鳴く声が満ち、鶯のさえずりが姦しく聞こえてきます。明治天皇も、「春深き山の林にきこゆなり今日を待ちけむ鶯の声」と詠まれていらっしゃるんですって。お弁当をいただいている間にも鳥たちの会話が飛び交って、会話の中身が知りたいって思いましたよ。先日見た「ダーウィンが来た」では、シジュウガラの言語を研究する鳥類学者を取り上げていて、「鷹が来た!」と鳴くときと「蛇が来た!」と知らせるときでは、鳴き方が明らかに異なるのだそうです。「集まれ」とか「隠れて」という言語も、確認されているんですって。今に、鳥の言語の翻訳機ができるかなあ??なんて思いながら、ポカポカの丘で、ときおりの花吹雪を楽しみながらの花見でした。