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昨日、北海道からがん友であるAさんが所要で東京に来られ、半年ぶりの再開をしました。そして、もう一人Eさんも交えて昼食を兼ねての交流です。
お互いに近況を報告し合いながら話が弾んだのですが、そのなかで私たちの共通の課題として悩まされている「がんとうつ症状」のことが話題になりました。 現在Aさんも悩まされ、Eさんも、私も大なり小なり「うつ症」は体験してきていることもあり、共通の悩みとして語り合いました。 癌告知や余命告知、さらには様々な生活環境などが絡み合って、治療の結果など先行きの見通しがないままに八方塞となって精神的な無気力さに襲われる。 うつ病の原因は、自分の意思で自分が成すべき事を積み重ねていく作業ができなくなってしまう。その要因は様々な経過をたどるので特定的な原因がつかめない難しさがあります。 特に深刻なのは、「生きる!」事に対して受身と言ううか成り行き任せ的で、自主的に何かをするなどの前向きな気持ち、積極性がなくなってしまう事です。そのようなイライラが逆に自分自身を激しく虐めたりする。 自分の「お腹の底」に少しでも「負けてなるか!」の活力があればそれが元になって行動を起こせるのですが、その勢いを失うと自分で自分の人格や主体性さえも否定するがごとく無気力になって自分の「殻」に閉じこもっていく。 そんな中で私が感じたことは、周囲との関係でうつの症状を治すことも大切ですが、それ以前に周囲との関係は一旦切り離した状態で、先ず自分の気持ちに「芯=お腹の力」を備えることを優先させた方が改善の糸口が見つかる感じがします。 なぜなら、例えば癌の治療においても先行きの見通しばかり考えていたのでは出口が見つからず気力さえも失ってしまいます。しかし、先々の結果を恐れずに「今は元気で生きているからそれを支えにして前に進むしかない」との自主性が備われば「殻」から抜け出てアチコチと自力で動き回ることができるからです。私も気持ちを開き直らせることで「うつ症状」を乗り越えることができたからです。とは言え、そんなに生易しい問題ではないことも判ります。でも何とかして乗り越えて生きる意欲を高めていかなければなりません。 交流の後、私は東京ドームで開催中の「世界らん展」に写真撮影に行きました。2~3日中には写真集に載せますのでご覧になってください。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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