初音ライダー龍騎AE ep2
初音ライダー龍騎AE IRREGULAR ⅩⅣ第2話「Encounter」 王蛇の乱入により龍騎、シザース、王蛇の3つ巴の戦闘となった。3人はそれぞれ個別に戦っているが、中でも王蛇の力は圧倒的で、龍騎とシザースの2人を同時に相手して尚、余裕を見せつける。王蛇はベノサーベルを振るい、シザースの胴体を正面から斬りつけた。シザースは大きくよろけ、右腕のシザースピンチを手放してしまう。それでもシザースは態勢を立て直し、再び王蛇に挑み、左腕のシザースバイザーを王蛇に繰り出すが、王蛇はこれをベノサーベルで受け止め、右足でシザースを蹴り飛ばした。ネル「ぐっ…」シザースは再び大きくよろけた。王蛇は次に龍騎に攻撃を仕掛ける。王蛇はベノサーベルを振るい、龍騎に振り下ろした。龍騎はこれをドラグセイバーで受け止めるが、王蛇の力は圧倒的で、龍騎を鍔迫り合いで押し込んでいく。ルカ「弱いのね。」王蛇は龍騎が鍔迫り合いに気を取られている隙をついて、龍騎の足に蹴りを入れた。ミク「うあっ!?」龍騎は足を取られて転倒し、尻餅をついた。王蛇はすかさず追い打ちをかけるべく、ベノサーベルを龍騎めがけて振り下ろした。仰向けに倒れた龍騎はこれをまたドラグセイバーで受け止めようとするが受けきれず、ベノサーベルで叩きつけられた。ルカ「ッハハハハハハ!」ミク「うっ…!あっ…!」調子づいた王蛇はベノサーベルで龍騎を何度も叩きつけた。龍騎はそれに悶えるばかりだった。だが、やがてそれにも飽きたのか、王蛇は手を緩めた。ルカ「…ふふ、さて次は…あら?」王蛇は次のターゲットを再びシザースに向けようとしたが、シザースの姿はなかった。ルカ「…逃げようなんて姑息ね。」王蛇はシザースを探すべく、ライドシューターに乗ってその場を去った。龍騎はそれに目もくれず、倒れ伏しているだけだった。傷の痛みが退いて歩けるようになった龍騎=ミクは1人でボカロ荘に帰ったが、リンやレン、MEIKO、KAITOの姿はなかった。ミク「…やっぱり、皆帰ってない。」ミクは落胆しながらも自分で傷の手当をし、食事の準備をする。とはいえ、料理の苦手なミクは冷凍食品やインスタント品を使うだけだが。ミク「…」ミクは無言で食事を進めた。普段なら妹や弟、姉、兄がいて楽しい食事、だが今は自分1人。何故こうなったのか。食事は喉を通るが、ミクは思案に暮れた。ミク「…やっぱり、あのゲームが原因なのかな…」ミクは薄々感づいていた。自分とリンとレンと3人で始めたライダーのゲーム。それが今や亞北ネルや巡音ルカまでもライダーとなってゲームに参戦している。どうなっているんだろうか。ミク「…悩むだけじゃ何も分からない。やっぱり行動しないと。」ミクはいっそのこと割り切り、今日は休み、明日にまた行動しようとした。翌日、ミクは再び外へ出て、ライダーを探してみることにした。ここで手がかりとなるのはミラーモンスターの気配。モンスターの気配を辿っていけば、ライダーに会える可能性がある。ミク「…そうだ。ライドシューターでミラーワールドから探した方が早い。」ミクはライドシューターに乗ってミラーワールドで直接ライダーやモンスターを探すことと決め、早速龍騎のカードデッキを取り出し、近くの鏡面にかざした。ミク「変身!」ミクはポーズを取ってカードデッキにカードをセットし、仮面ライダー龍騎へと変身した。そして、ミラーワールドへ入ってライドシューターに乗り込んだ。ミク=龍騎がミラーワールドへ入って案外すぐ、モンスターの気配を感じた。モンスターがライダーと戦っているところを見つけたからだ。龍騎はそこへ急行した。龍騎は廃校の付近で、仮面ライダーベルデが巨大なクモ型モンスター・ディスパイダーと戦っているのを見つけた。ベルデは手にしたヨーヨー型の武器・バイオワインダーをディスパイダーに投げつけるが、ディスパイダーには通用せず、前足で弾き返されてしまう。龍騎はベルデに加勢し、ベルデの前に出てドラグバイザーにカードをセットした。「STRIKE VENT」龍騎はドラグクローファイアをディスパイダーに向けて発射した。ディスパイダーはこれの直撃を受け、よろけた。龍騎はそれを見逃さず、別のカードをドラグバイザーにセットした。「FINAL VENT」龍騎は天高くジャンプし、ドラグレッダーの炎のブレスと共にライダーキックを叩き込んだ。ディスパイダーはこれの直撃を受け爆破、消滅した。龍騎はそれを確認した後、ベルデに手を差し伸べた。ミク「大丈夫ですか?」ベルデ「…It's not your concern.」ミク「へ?」龍騎は驚いた。英語なので分からなかったが、次の瞬間、ベルデは龍騎に襲いかかってきた。ミク「わっ!?」ベルデは龍騎に殴りかかり、龍騎のマスクを殴打した。龍騎は軽くよろけるが、ベルデはすかさず龍騎に攻撃をかけてきた。ミク「ま、待って!戦うのは止めて!」龍騎は戦わないことを訴えた。戦わずに解決したいと考えているからだ。龍騎は組み付いてくるベルデを連れてミラーワールドから出た。そして変身を解き、ミクの姿に戻った。ベルデ「…?」ミク「お願い、戦うのは止めて。ライダー同士、助け合おう。」ベルデは変身を解いたミクに一歩譲歩したのか、変身を解き、元の変身者・ANNの姿に戻った。ミクはこれで説得できると感心したが、次の一瞬、その期待は砕け散った。ANNは変身を解いて尚、ミクに襲いかかってきたのだ。ANN「…So,die!」ANNは両手でミクの首を絞め殺そうとする。ミク「や…め、て…」ミクは両手でANNの腕を放そうとする。そんな中、イモリ型モンスター・ゲルニュートが数匹、ミラーワールドから現れた。だがその直後、2台のライドシューターが出てきて、仮面ライダーゾルダと仮面ライダーライアが現れた。ANN「!?」 ミク「?」ANNは驚いてミクから手を放し、逃げていった。ミクはその場にへたり込んだ。ゾルダはマグナバイザーを手に取り、ゲルニュートらに発砲した。その直後にライアがミクに駆け寄り、声をかけた。ライア「ミク、大丈夫か?」ミク「へ?」ミクは驚いた。ライアの声が兄・KAITOのものだったからだ。 CONTINUED THE NEXT TUNE