続ダーリンのリハビリ日記「本当の回復を目指して」

今日から関西も梅雨入りしたようです

雨が降らないと農業をしておられる方などは困るとはわかっているんですが、
毎日通勤する身しては、ちょっときついですね

まあお天気はどうにもなりません。何とかやりすごすしかないですね。

＜今日の昼リハ＞
＊マッサージ
＊ストレッチ（８の字回転、両足押し込み、開脚前屈）
＊四つんばい（前後左右の腰揺らし、クッションを膝裏にはさんでの腰上げ）
＊自転車こぎ３０分
＊足首ストレッチ

＜夜リハ＞
今日はＳさんが来てくれました。

＊電気マッサージ
＊ストレッチ（８の字回転、両足押し込み、開脚前屈）
＊歩行器使用での壁立ち３０分（膝の曲げ伸ばし：左右各１００回ｘ３＆５０回ｘ１、左右交互
１００回ｘ２）
＊神経伝達
＊椅子リハ（前後、左右、左右斜めの上体起こし各５０回）

ダーリンは今日、とても張り切っていました。

それというのも今日ある教師の方のお話を、テレビで見たからだそうです。
その数学の先生は、小中とずっといじめられ、成績もほとんどが１で、担任の教師から
「高校進学をあきらめろ」といわれた人でした。

ところが恋人ができ、彼女がアインシュタインのビデオを見せてからは「物理学を勉強したい」
という気持ちが強くなり、大学で勉強するために必死で勉強したのです。
まずは働きながら定時制の高校の受験を目指しますが、２０歳すぎて九九も覚えていない青年でした。小学校３年生の勉強から始め、定時制高校に受かり、そして名門の名古屋大学にも合格し、
念願の物理学の勉強をし、現在は教師です。

このドキュメントを見て、ダーリンは「頑張れば不可能はない」と思ったそうです

この話を聞いて、私は小樽の右近先生と森さんのことを思い出しました。

お２人は、「頸髄損傷のリハビリはない」「一生寝たきり」と医師に宣告されて、前例のないところからリハビリを始められました。

うちのダーリンも「一生車椅子」と診断されていました。私達夫婦も右近先生と森さんのことを
知らなければ、今はもう完全に障害を受容し、「立ち」「歩く」ことなんて考えなかったと思います。右近先生と森さんのように、まだ誰も歩いたと聞いた事が無い状況で、ここまで頑張れた
かな？と思います。

その教師の方にとって、彼女（現在の奥さん）との出会いが運命を変えたように、人との出会いは
本当にその人の人生を変えるんですね