折々に思う

～得意教科から付く自信～

Ｅ君のことだが、
「僕は大抵のことがあっても大丈夫」と、
自信を持ち前向きに生活を楽しむようになった。
彼はこれまで失敗も多く、
叱責されることが多かった。
どうかすると自信喪失で後向きになりがちだった。
特に教科学習には自信が無かった。
勉強と聞くと逃げてばかりいた。
しかし、
少しずつ、
最初は10分の勉強が1ヶ月以上続いてくると、
新しい知識を得る楽しさを知るようになった。
好きだという得意教科ができてきた。
こうなると、
Ｅ君はいつの間にか勉強嫌いを払拭し、
勉強に向かうのが苦痛にならなくなった。
それから、
何事にも挑戦しようとなってきた。
Ｅ君は今、
夢を持ってエネルギッシュに向かおうとしている。
あのやる気のない無気力だった、
そして朝から眠そうにしていた表情はもう見られない。