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不惑過ぎても惑いっ放し

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2006.01.31
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カテゴリ:免許
2005年2月9日(水)、前回の技能試験からほぼ3週間が経過して、いよいよ第2回目の技能試験日です。午後に試験場に到着し、受付手続きをするとまたもや受験番号7番でした。

待合室で待つ内に試験官がやって来ました。今日も受験者は総勢8名で、2台のバスで試験を行います。簡単な注意事項があり、試験車両は9mサイズ、縦列駐車が試験課題とのこと。前回は方向変換だったので初めての縦列です。試験官の先導で発着場に降りて行きます。まずは5・6番の人達がバスに乗り込み、僕と8番の人はしばし待ちます。「今日は寒いから、順番が来るまで向こうの扉の内側で待っていて下さい。」と優しいお言葉。8番の人とそちらへ向かい、お互いどちらともなく「いやあ、緊張しますね。」等と会話を交わします。

余談ですが試験車両には9mサイズと11mサイズの2種類あります。下記URLに写真があるのでよろしかったらご覧下さい。ちなみに現在はほぼ9割以上の確率で、11mサイズが使用されています。

http://fuji.littlestar.jp/licence/juken/ogata2/ogata2index.html

この8番の人には見覚えがあります。戸塚自動車学校で路上教習を受けた時に、見学で同乗していた人です。この人も今日が2回目の受験で、前回路上に出るには出られたけれども、試験場の周りを1周して終わったそうです。つまりその時点で減点超過になってしまったんですね。

ここで一人の救世主が登場します。僕らの待っている所のすぐ近くにおじさんがいました。何でも仕事の関係で会社の人の受験に付き添いで来ているとのこと。後方車体間隔がどうも苦手だ、という話をしたら、「実は裏技があって、縦列駐車で下がっていく時に、障害物ポールの上の部分に黒いゴムがあるんだけれども、これが後ろの窓から見えなくなるところで停車すれば、ほぼ間違いなく50センチ以内だよ。」とのこと。へーえ、そうなんだ。今日の試験課題はその苦手な縦列なので、早速試してみよう、と心に決めました。

ちなみに障害物ポールの上部ゴムについては、下記URLを参照してみて下さい。一番上の写真がそうです。

http://fuji.littlestar.jp/licence/references/point1/point1index.html

そうこうしている内に5番の人の運転が終わり、僕は見学者として同乗します。今日は寒いから、ということで運転を終えた5番の人も見学者として同乗します。そしていよいよ僕の番です。8番の人も見学者として同乗するので、このバスの受験者全員が同乗することになりました。いやあ、緊張します。

まず試験官に受験番号、氏名、生年月日を申告し、運転免許証を手渡して運転席に着席します。シートとミラーの調整をしたらシートベルトを装着。サイドブレーキを確認し、クラッチペダルを踏み込みギアをニュートラルに。メインスイッチを入れてエンジンキーを回してエンジン始動。「準備が出来たらスタートして下さい。」との試験官の指示でいよいよ試験開始です。

まずは試験コース中央の大通りを直進し、中央付近を過ぎた先にある坂道で停車して坂道発進。ところが最初は半クラッチの調和が上手くいかず、少し逆行。慌ててブレーキを踏み、もう一度やり直し。今度は上手くいったのですが、坂の頂点付近で「サイドが下がりきっていないよ。」との試験官のお言葉。なるほど、運転席パネルをよく見れば、確かにブレーキ警告ランプが点いています。バスの場合シート座面は高く車体床面は低い為、かなり体を傾けてレバーを戻さないと、サイドブレーキが残ってしまうのです。

またもやギクシャクし出したな、と思う間もなく坂を降りきったら左折し、車体を真っ直ぐにする間もなくまた左折、更に左に曲がって次の課題の鋭角に進入。今日は左折進入の鋭角です。ギアを2速に落とし、半クラ状態でゆっくり進みます。しかしこの試験場の左折鋭角は、教習所のコースと違い前述のとおりちょこまか左折を繰り返して入っていくためハンドルを切っては戻しの繰り返しで操作がせわしなく、ゆとりが全くありません。何とかクリアーして出ましたが、どうもぎこちなさばかりが気になります。

鋭角を出て左に直進して、突き当たりを左折して次の交差点を左折すると、いよいよ苦手の縦列駐車です。所定の位置に停車し、教習所で練習したとおりに下がっていきます。なお縦列の操作の基本は、乗用車と殆ど変わりません。車庫内に車体が入り、左側を縁石ギリギリまで寄せて、右ミラーがはみ出していないのを確認し、車体を直進状態のすれば、いよいよ最難関の後方車体間隔です。上体を振り返って窓越しに後ろを見ると、なるほど、さっきおじさんが言ったとおり、障害物ポール上部のゴムが見えます。バックすると段々上方に消えていきます。完全にゴムが見えなくなったところで止まり、ギアをニュートラルにしてサイドブレーキを引き、「入りました。」と試験官に申告します。試験官は左窓から顔を出して後方を振り返り、また縁石との位置関係を確認しています。数秒間確認すると窓を閉めて、「はい、じゃあ出てこの先の5番を右に曲がって発着所5番に着けて下さい。」とのこと。やった!ついにやりました!苦手の後方車体間隔をクリアー出来たのです!あのおじさんは、僕にとってはまさに救世主です!!!

ちなみにもし50センチ以内につけられない場合はやり直しを命じられます。この時のやり直しは、切り返し回数としてカウントされます。1回の切り返しは問題ありませんが、2回目以降は減点対象です。3回を超える切り返しは試験中止です。

無事に発着場に戻り、8番の人と運転を交代します。この人は非常にスムーズな運転で、問題なく課題走行を終えました。

全員の場内試験が終わり、試験官から「では6番の方と8番の方は路上試験を行います。5番と7番の方は残念ながら場内失格となりましたので、書類返却手続きをしますので受付窓口まで来てください。」とのこと。残念ながら今回も路上には出られませんでした。バスを降りるときに8番の人に「頑張ってください。」と声をかけてお別れです。

受付窓口に向かう途中、5番の人とも会話を交わしました。この人にも見覚えがあり、戸塚自動車学校で何度か見かけています。今日が初めての受験で、縦列駐車で失敗したとのこと。彼曰く僕の運転を評して、「どこかいけないところありましたかね?」「多分鋭角が問題だったんじゃないかと。それと坂道もちょっとまずかったもんで。」「それにしても、8番の人は運転うまかったですね。」「本当そうですね。」

実はこういったやり取りも試験場受験の楽しさのひとつです。これがもし入試だったりしたら、入学定員がある為、受験者同士はライバルです。相手を蹴落としてでも合格する必要がありますが、運転免許技能試験は違います。仮に受験者が1人だけだとしても、合格点に達しなければ合格できません。逆に100人受験して、全員が合格点ならば、100人全員合格するのです。つまり運転免許試験の受験者同士はライバルというよりは、免許取得という同じ目標に向かって努力する、いわば仲間同士といった感じです。目指すところは同じなので、会話も自然とはずみます。

受付窓口で書類を返却してもらうと、次回試験指定日は6日後の15日(火)です。ちょうど会社も休みなので、変更せずこの日程で受験することにします。試験官は5番の人に縦列駐車についていろいろと解説しています。僕に対しては顔を見て一言「鋭角、あれは危ないよ。」だけでした。やはり鋭角が問題だったのです。本当はどこが問題か詳しく聞きたかったのですが、試験官も路上試験を控えて忙しそうだったので、聞くに聞けませんでした。最後に「2人共ひっかかったポイント以外は問題なく上手いから、次の試験は頑張ってください。」と励ましの言葉をもらいます。5番の人と、「お互いまた頑張りましょう!」「お疲れさまでした!」と挨拶してお別れします。

2回目の技能試験も場内失格でしたが、自分としては大変な満足感に浸っていました。それは、絶対に無理だ、と思っていた縦列駐車と後方車体間隔を、切り返しを全くすることなくクリア出来たからです。これは今後の試験に向けて大きな自信となりました。

失敗した鋭角は、教習所での練習では問題なく出来ていたのだから、落ち着いてやれば多分大丈夫でしょう。1回目の試験を終えたときは不安感ばかりでしたが、今日は一筋の明かりが見えてきました。

試験場を出て二俣川駅に歩いていく途中、先ほどのバスが路上試験に出ていくのとすれ違いました。”2人共頑張れ!”と心の中で叫びながらバスを見送りました。

ちなみにこの時の試験官には、その後けん引一種2回目と、けん引二種5回目の試験でもお世話になり、けん引二種では合格を果たせました。






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Last updated  2006.01.31 17:04:38
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