百人一首の世界を見下ろす真言宗の聖地に行ってきました。
百人一首に中納言兼輔の詠んだ『みかの原 わきて流るる いづみ川 いつ見きとてか 恋しかるらむ』と言う句があります。その「みかの原」は京都府南部奈良県に近い南山城の加茂町(現木津川市加茂町)の木津川(いずみ川)に沿った平坦地で昔、恭仁(くに)京が置かれた地です。その地を見下ろす小高い山に真言宗の海住山寺(かいじゅうせんじ)があります。我がホームグラウンドの智積院が本山の智山派のお寺です。前置きが長くなりましたがその海住山寺の『国宝五重塔開扉と文化財の特別公開』の拝観券を貰ったのでマイカーで30km余走って言って来ました。 (学生時代に訪れてから50年近く経っての再訪でした)ハイキングコースにもなっている様な田圃の中の道からすれ違いも困難な細い急登を進み目指すお寺に着きますと・・・ (目指すお寺は正面の山の上です)特別公開と言うだけあって入口駐車場には客を送ってきて帰りを待っているタクシーが5~6台とマイカーも数台も駐っていました。京都市内ならいざ知らず市街地から遠く離れた山の中なのにさすがでした。お寺から見下ろすこの辺りが「みかの原」で写真では見えませんが、向うの方に木津川(いずみ川)がくねって流れています。国宝五重塔の扉が開けて有ったのですが撮影禁止、他にも沢山の国宝、重要文化財級の仏像や軸が有ったのですが全て撮影禁止で紹介出来ません。関心のお有りの方が居られましたらここを見てください。と言う事で風景だけの紹介ですが、もみじの名所では有るのですが早くってこんな状態でした。ポスターに依りますと見頃にはこんなに素晴らしい光景に゜なるらしいですが・・・・ 一部紅葉が始まってはいましたがまだまだこんな緑の世界が広がっていました。もう一回明日に続けます。