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カテゴリ:刑事事件と社会問題
政治の世界における因果応報 !
「因果応報」との言葉の意味は、因果(原因と結果)は、常に応報(それに見合った結末)を迎える 事を物語っている。 かつて、ロッキード事件があり、総理大臣の立場から田中角栄氏は、ロッキード社の幹部との やりとりで、何億円もの資金を受ける事を承諾した。そして日本に現金が運ばれ、ワンピーシス 一億円入りの段ボール箱が田中邸に何個も運び込まれた。 実は、これは、米国政府が田中総理の失脚を狙った仕掛けであった。何故なら田中総理は、 米国政府からのある要求を日本の国のために断固として拒否し続けたのだ。 そして、田中総理が帰国して間もなく、米国のニューヨークタイムスに田中総理が資金を 取得した事をすっぱ抜く報道がなされた。 そして、米国は、意図した通りに田中政権を崩壊させた。しかし、田中総理は、得た資金 を自己の利得のために使わず新潟や仲間の選挙資金などに使ったと言われている。 このプロセスで田中総理の判断ミスとして「資金を受け入れる」としたところが指摘される。 その判断が米国の思惑にまんまと乗せられてしまうきっかけとなったからだ。 つまり、資金受託判断に伴い政権崩壊と言う顛末を迎えた。まさに因果応報そのものである。 例え、受託した資金を私的に利用しなくても、資金を田中邸で受け取った事実は、消えない。 その結果、政権・政治から離脱し、裁判そして顔面神経痛となり他界。 昭和大公秀吉とも比喩されるほどの日本の財産的人物であり、忘れ形見の田中真紀子氏が 存在していることがせめてもの国民にとっての慰みである。 一方、田中総理に政権崩壊を仕掛けた米国は、未曽有の経済危機を迎える羽目となり、田中 総理に仕掛けた何百倍、何千倍もの経済的な不況に陥り、当時の政権も崩壊するに至った。 この様に因果応報により、様々な方々が直面したおいしい話を受ける時には、一切気が付か ないが、振り返れば、因果応報の姿が浮き彫りとなっている事に気が付く。 <ヤクザの世界からの因果応報> また、政治の世界から別の犯罪者らの世界にメスを入れるとこれまた因果応報がくっきり と浮かびあがる事に驚嘆する。 さるオレオレ詐欺を企てたヤクザな人間が、全国規模で展開し、犯行が受け子(被害者から 資金を受け取る役目)から露呈し、逮捕され、実は被害者の中に自身の老両親も居たという。 その老両親の手元に資金を隠していたがそれをそっくり取られていたとの話し。 これぞ因果応報も最たるものである。そして、召し上げた資金は、すべて警察・検察で管理 され、被害者に返済される経過をたどっているが、老両親からのものは、没収と言う結末。 万が一、その犯人が晴れて社会に出てきたとしても、またネタの変わった悪事に手を染める 事は、予想に難くない。何故なら、人間が根っこから変身しないからである。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2018.09.07 05:25:28
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