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2018.07.27
カテゴリ：刑事事件と社会問題
オーム真理教死刑囚13人全員が処刑された現実をどう見るか !
死刑制度そのものに反対する勢力は、世界に多々ある。だが、被害者や被害者遺族の立場 からすれば、余りにも遅いと言う印象は、拭いされない。また、13人の死刑囚が死刑執行 されたからとて、犠牲となった親族が戻る訳ではない。 オーム真理教は、サテアンである信者を硫酸風呂に漬けて髪の毛しか残らない殺人を 平気で「ボア」と言う言葉で表しながら殺害。 また、サリンを地下鉄内で散布し、約4,000人に被害を及ぼし、未だに後遺症に悩む 被害者が存在すると言う。この罪深き集団の分派が「アレフ」などと称して活動を今も 継続している事を知るや、「不気味」の一言である。 さらに、当該集団の中では、既にオーム真理教創設者である死刑囚(処刑済み)麻原正晃 を神格化する等の動きもあると言う。 「何故、優秀な頭脳が集結したのか?」との疑問が世間には、未だに残ったままである。 その優秀な頭脳は、「本能と言う性欲に勝てなかった」との見方もある。 つまり、麻原正晃は、美人の仲間を増やし、その美少女らを使い狙いを定めた優秀な 頭脳の人物を色仕掛けで落とし、又優秀な頭脳が納得するための仕掛けとしては、 「世紀末から新世紀にかけて世界を動かしてみないか!」との誘い。 高い頭脳の持ち主は、「世界を動かす」との一言に自発的に妄想を組み立てる事が容易 となり、現実化に向けた計画をも示す。 真に頭脳が優秀な人間は、その誘いのロジックの疑問点を自身で解明して、誘いを遮断 するのが普通。しかし、中途半端な優秀な頭脳は、そのロジックを見破る事が出来ずに ずるずるとのめり込んでいく。挙句の果てに死刑囚となり処刑。その多くが国立大学卒業 又は大学院生。そこに国民の多くが腑に落ちないものを未だに感じている。 つまり、国家予算を投下して優秀な頭脳に磨きをかける場所が国立大学である。その頭脳 が麻原正晃と言う人物に吹き込まれた妄想に呑み込まれ、自身の身を崩し、人生を終えた。 そこには、国立大学での教育そのものの問題を煮詰めなければならない視点も浮上する。 何かの情報を吹き込まれた事で、簡単にのめり込む面々のメンタル面があまりにも柔い と言う事でもある。 いわゆる教育のエアポケットがにわかに浮き彫りになっている。 死刑執行のよしあし論議は、あるものの、そこに至る前の段階における「メンタル教育」と 「ロジック解析能力」が著しく低い事が如実に証明された事態と言える。 同様に東大法学部卒業で甲種公務員試験合格し、財務省に入省し、煽て挙げられて総理に 対する忖度を図り、局長に一瞬昇格し長官に上りつめながら辞職に追い込まれた人間も居る。 そこに我々は、一種の共通点を感じないではいられない。 一体全体、「国立大学とは、何を学ぶ場所なのか?」との素朴な疑念が浮上する。 国立大学は、死刑囚製造機関ではないのだ。 国立大学での全学生が学ぶ「ロジック解析能力」と「メンタル教育」を徹底される必要が ある事をつくづく感じるのは、当方だけではない。  お気に入りの記事を「いいね！」で応援しよう
Last updated
2018.07.28 05:32:05
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