照姫まつりをみる
4月25日(日)練馬区石神井(しゃくじい)公園で照姫まつりが開催された。今年で23回目。祭りの目玉は、照姫を中心とする武者行列。公園の野外ステージから西武線石神井公園駅までを往復行進する。行ってみると、好天気もあってたいへんな人出。もう駅に向かって出発していた。写真 4250015花拍子 しなやかに舞ながらの行進でたいへん。写真 4250012 武者のなかには髭を筆と墨で描き、即席に間に合わせた人も…。写真 4250042 「エイ、エイ、オー」駅まえひろばで。写真上は駅の出来立ての高架フォームに停車の西武電車。写真 4250054 輿の上から上品に会釈の照姫さん 写真 4250059武者行列が会場に戻るまでさまざまな出し物が用意されている。写真 4250088行列が無事帰還。いよいよフィナーレ。歌、踊りなど出演者全員が盛り上がったところでお開き。出演者はすべて練馬区民。多数の応募者から選ばれた。照姫は高校生という。出演者のみなさん、お疲れさんでした。 主催 照姫まつり実行委員会 後援 練馬区 練馬区観光協会 東京都東部公園緑地事務所 協賛 練馬区議会 練馬区産業連合会 練馬区商店連合会 西武鉄道KK ほか中世戦国時代、石神井、練馬、中野、豊島の一部の領主だった豊島泰経は、江戸城の太田道潅に攻められ、江古田付近での合戦に敗れ、本拠の石神井城にいた照姫は3つの宝物を抱いて三宝寺池に入水。豊島家一族の悲劇となったのですが、この祭りは歴史的事実とは関係なく、もっぱらレジャー・イベントとして明るく楽しく、そして町おこしをモットーに、年々華やかになってきています。すぐ近くには供養塔の、姫塚,殿塚がありますが、ほとんど見に来る人はいないのは、残念です。なお、蛇足ですが、戦後、照姫が宝物をもって死んだという伝承を考古学的に調査したが、池の中に宝物は見当たらかったということです。