ドラマ『ハッピーバースディ』
昨日、テレビドラマ『ハッピーバースディ』を少しだけ見た。
小学生のとき、あたしはこの原作の本を読み、心に衝撃を受け、ひどく感動し、号泣したのを覚えている。だがドラマは、あたしの記憶にある原作のストーリーとは少し違った。
ただ「抱きしめる」というのは大切だと思った。
ふと思う。子供は不思議な力を持っている。子供の無邪気な一面にイラつくこともあろうが、きっと救われることがある。
あすかの母親、静代はすごく「子ども」に見えた。子供のまま、大人になったような。
大人になっても、人間は子供。そして、弱くて臆病で何かを恐れている。
あたしは小さい頃、何故だか忘れたが、親にくっつこうとして
「べたべたするの(くっつくの)嫌いだから」
と避けられ、突き放されたのを覚えている。
親は「べたべたするのが嫌」とただ単純に思って軽い気持ちで避けただけなのかもしれない。些細なことだったのかもしれない。でもあたしはその時、目の前が真っ暗になったような気がした。全身で自分は拒否されたんだと感じたんだ。
トラウマというのだろうか。そこまで大袈裟なことではないだろうか。
あたしは今、なにか怖くて、自ら他人に触れられない。
子どもの心は柔らかいから傷が深くつきやすい。小さい頃感じた、あのハッとするような心を傷つけたものは、本当に残る。
傷つけるものだけじゃない。喜びや楽しさも同じくらい、強く感じたことは心に残り、その後成長するにつれて形成されていくその子の性格に、多大な影響を与えると思う。だからこそ、子供の頃の経験は大切なんだと思う。
以上、まとまりのない文章でした。←