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カテゴリ:ケアマネ物語
ケアマネ物語(施設では)1
施設のケアマネも経験しました。といっても、本当の施設ケアマネではなく、在宅としてプランを立てていました。 ケアハウスのケアマネと考えればしっくりきます。 有料老人ホームですが、規模が小さいと特定施設生活介護にはなりません。グループホームとも違うし、ホームの自室をアパートのような個人の居室と考え、そこにヘルパーが派遣されて、様々なサービスを提供すると言う形です。 狡とも思えますので、介護保険丸取りのようなプランを作ることは現在、困難と思われます。 私の勤務していた施設はハード面、ソフト面においても充分ではなかったので、訪問入浴を頼んだり、訪問看護を頼んだり、デイサービスに行ってもらったりしていました。 私は内心、お金を貰って入居させているのだから、基本は施設内で完結すべきだと思っていました。とくに訪問入浴、デイサービスなどはおかしいと思いました。 訪問看護は、施設展開が急激で看護師の手配がすぐには難しいときにはやむを得ないとは思いましたが・・。 まあ、充分ではない会社でしたので私のような半端者のケアマネも雇っていただけたのでしょう。 施設は会社の社員寮を転用したものがほとんどでした。高度成長期の頃、人材確保のためにと、社員寮を充実させた会社が多かったのです。しかし景気にかげりがでると、始めに節約されるのが経費、福利厚生費、人件費です。 リストラで社員が経ればやはり寮が余ります。この社員寮を安く借り上げ、そこを有料老人ホームに転用しました。 施設の社長は有名人で、数年前からテレビなどでも紹介された人です。 始めに私が働いたA者のO社長はカリスマと言われましたが、次のB社のP社長もカリスマと言われていました。確かにバイタリティー溢れ、自ら制服のTシャツをきて先頭に立って働く人でした。 社員寮転用はそのP社長のアイディアでした。 しかし、若い社員、若い夫婦などを想定した建物ですので、高齢者使用には無理だったかもしれません。とくに段差が多い、お風呂が小さい。特殊浴槽が入れられないなどの大きな欠点がありました。 ハードの不便さに加えてソフト面の充実は人件費のかさむことであり、コストを考えると外部のデイサービス利用はやむなしと言えましたが・・。 そこには隠された秘密が・・。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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