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カテゴリ:ほんわか介護 家庭と介護
夫に食事与えず死亡…介護放棄殺人容疑で妻子3人逮捕
(読売新聞?-?01月29日 12:41) 寝たきり状態だった夫に十分な食事を与えないなど介護を放棄し、衰弱死させたとして、広島県警海田署は29日、無職松田由美子(63)と長男の無職、博之(36)、二男の会社員、実(31)の3容疑者(広島市安芸区中野)を殺人容疑で逮捕した。由美子、博之両容疑者は大筋で容疑を認めているという。 調べでは、3人は共謀し、昨年9月ごろから、寝たきりだった由美子容疑者の夫、洋一さん(60)に十分な食事を与えなかったうえ、必要な投薬や治療も受けさせないなどし、同11月初旬ごろ、衰弱死させた疑い。 洋一さんは2004年3月に脳内出血で倒れ、手術を受けたが、言語障害や歩行困難などの後遺症が残り、要介護3に認定された。洋服の脱着や食事ができず、家族らの介護がなければ生活できない状態だった。 上記の事件は珍しい話ではありません。 介護職にある人はそのような話をどこかで聞いたことがあると思います。 私も何ケースか聞いています。幸い私の担当したケースにはそのような例はありませんでした。虐待につながりそうなことは何件かありましたが、裏には家族の愛憎・・、愛が強い故に、執着しすぎるが故に、家族だからこそということがベースにあったのです。 しかし、憎しみが増している家族もいます。こうなるまえに行政は介入できなかったのでしょうか。介護度3ならケアマネもついていたでしょう。 家族が満足な食事を与えない例をしっています。ヘルパーを食事援助でいれます。また配食サービスと組み合わせます。 お弁当がくるときにヘルパーを入れて、食事介助をします。1日1回でもきちんと食べられるようにします。デイサービスやショートステイを利用して食事や入浴の機会をふやします。 家族は虐待していると思われるのは嫌なので、消極的ですがこのようなプランに賛成してくれます。 私の知っている例は行政が介入しようとしていました。DVの家でした。夫が暴力をふるい、家族は耐えて暮らしてきました。その夫が脳梗塞で倒れ、すべての行為に介助が必要になったとき、家族は介護を遺棄しました。家族は寝たきりの夫、父親に暴力は振るいません。食事を与えません。ヘルパーのくるのを拒みませんが、協力はしません。 またもう一つの例は夫は浮気を繰り返していました。介護が必要になって、やっと妻のところに戻ってきましたが、妻は許しませんでした。美味しい食事を作って、枕元におきますが、手をのばそうとすると、遠くにおきます。届かぬところにおいて、夫をののしるそうです。 上記の事件がDVや女問題があったとはいいませんが、なにかしら問題のあった家庭でしょう。介護の仕事をしていると、見知らぬ家庭の中をのぞくような仕事です。 基本は人の命がかかっているので、危険を察知したら行政が介入すべきだと思っています。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2007.01.29 15:04:32
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