古本屋で100円読書

　白鳥の鳴き声にひかれて、散歩に出かけました。


　春が来てもい残っているらしい、白鳥の生息地が、知りたかったのです。でも、残念ながら未確認。。。あの鳴き声は、絶対に、北に渡らなかった白鳥のはずなのに。


　それでも、テクテク田舎道を歩いていると、懐かしい気持ちになりました。わたしが子供の頃、住んでいた故郷の町に似ているのです。まだ舗装されていない道。板をこうごに打ち付けた木の柵や、くねくね曲がった通り道。家のそばを流れるどぶ川や、トタン屋根の家まであったり、歳月が、新しいものを朽ちさせたようすは風情があります。


　古いしつらえの家から、老婦人が庭に出て、丹精込めて花作りに、畑作り。。。なんて素敵なんでしょう！？


　ただし、平成十ン年度に、表彰された庭には堆肥がまかれ、最近、風が運んでくる悪臭の原因が分かりました。そこの老夫婦の熱心さは賞賛されるとしても、さすがに、住宅地で堆肥はやめて欲しいものです。これが商業農地なら許せますが、趣味の畑作では許せません。


　でも、彼らの無心さを見て、ついに


｢住宅地での堆肥はご遠慮ください｣


　とはいえませんでした。


　新参者が地元の人に何が言えるでしょう？


　でも、てくてく町の中を歩きながら、ますます田舎暮らしっていいなぁ～と思うようになりました。これでも、私は都会育ちなのですが。。。。たまに帰ると、住み慣れた札幌でさえ、家と家の間隔が、きゅうくつに感じます。本当に、あっという間に田舎ものになったんですね～。すごいなぁ～。