バリの日本食レストラン『漁師』

スラウェシからアンボンに飛んだ

アンボンとは、スラウェシとイリアン・ジャヤに挟まれた太平洋、

バンダ海、アラフラ海にわたる広大な海域に大小さまざま

約1000の島々が点在し、200以上の言語が

存在するマルク諸島の州都

アンボンの空港に出迎えに来てくれていたのが、この男・・・

その名もレイモンド

風袋も名前も、一見してコメディアン・・・

だが、このレイモンドは目的地バンダ諸島はネイラ島の

王様なのである

　アンボンは雨だった・・・。

レイモンドいわく

雨ばかりで、この一週間というもの青空を見ていないと言う

　　なんで・・・と思ったら、

なんとマルク諸島は雨季の真っ最中だそうだ。

　　つまり、バリやジャワの雨季とは反対で、

バリが乾季の時ここは雨季。

　　初めて知った・・・。

そうえば街なかで見掛けるペチャも雨支度

そして、ウジュン・パンダンでは見掛けたタクシーが

ここアンボンには一切なく、あとはバイクとミニバスばかり

そして、その夜

インドネシアで初めて出合った料理に心そこ堪能した

まず最初がこれ・・・

パパイヤの花の炒め物

これは絶品であった。ふつうパパイヤの花は

苦くて仕方がないというが、この料理に苦味はまったくなかった

そして次がこれ

ウエイトレスが二本の箸で器からすくい上げ、

器用にうごかし独り分ずつ取っているのはサグ椰子の澱粉

まるでわらび餅の外側のよう

それを辛めの魚のスープに入れて食べる

これも旨かった！

と、ここまでは出合うものが新鮮で楽しかったのだが

その後がいけなかった・・・

予想だにしない事態が待ち受けていたのである・・・