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Ryu-chan6708

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2008.05.10
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カテゴリ:社会問題

              

私:カスピ海諸国の石油埋蔵量は多いのは分かっているが、まだ、開発が進んでいないので、これからもっと原油がほしいアメリカにとっては魅力だね。
  だから、アメリカにとってはロシアを含め、カスピ海地域への戦略は重要だね。
  1991年、ソ連崩壊で初代大統領のエリツィンにアメリカは資本主義経済を教える。
  小さな政府、民営化、価格の自由化だね。
  結果は経済の大崩壊。
  プーチン時代でようやく石油の価格上昇で救われる。

A氏:ロシアのプーチン政権はイラク問題でアメリカと対立するね。

:ロシアはフセインに80億ドルの債権があった。
  フセインはアメリカの攻撃開始を阻止するために、国連常任理事国のフランス、中国、ロシアに石油利権を与えていた。
  
これがイラク戦争の背景にあったんだね。
  今は、イラクの石油利権はイラク戦争の結果、アメリカに戻った。

A氏ロシアの石油問題は、君のブログの「式会社ロシア・混沌から甦るビジネスシステム」でふれているホドロコフスキー問題だね。

私:この本では、「ロシアのロックフェラー」と言われた彼が、プーチンの後に大統領となろうという野心を持ったので、プーチンの怒りを買ったとあるね。
  しかし、「株式会社ロシア・混沌から甦るビジネスシステム」では、ホドルコフスキーがアメリカと接近して、ロシアの石油会社がアメリカの石油企業と手をつなぐことに、プーチンは危機感をもったようだね。
  そして、アメリカに乗っ取られないように、エリツィン時代に失った石油・天然ガス業界を、国家の支配下にもどした。

A氏:ロシアの石油もほしいアメリカとロシアの完全な対立だね。

:石油はかって、ソ連の支配下にあったロシア周辺の国でも出る。
 アメリカはそれにも目をつける。
  カスピ海に海底油田を持つアゼルバイジャンがまず、クリントン大統領時代に問題になる。
  アゼルバイジャンは地理的に世界市場にアクセスできないので、ロシア経由でないパイプラインで地中海に運べないかということになるね。
  これがブッシュ大統領に受け継がれ、パイプライン設置のための合弁会社BTCが作られる。

A氏:しかし、ロシアは面白くないだろうね。

:これは合弁会社BTCができる前だが、ロシアアゼルバイジャンに圧力をかけたいところだが、あまり圧力をかけるとかえってアゼルバイジャンをアメリカ寄りにしてしまう。
  そこでこのBTCパイプラインが通る予定のグルジアをいじめ出す。
  そして、グルジアに反対させようとする。

A氏:それで、03年に「バラ革命」がグルジアで発生し、アメリカ寄りの政権が出来るんだね。

:「バラ革命」の陰にアメリカがいたというのがこの本で説明されているね。
 結果的にBTCパイプライン06年6月から稼動開始して、ロシアに大打撃を与えているという。
  ウクライナでも「オレンジ革命」が04年にあり、親米政権になるね。
  05年にはキルギスが同様に親米政権になり、これを「チューリップ革命」と言っているという。
  追い出されたアカエフ大統領はロシアに逃亡し、プーチンに保護されているという。

A氏:しかし、ウクライナ06年にオレンジ政権が崩壊する。

:経済政策の失敗が原因だが、06年、ロシアが逆襲してくる。
  ウクライナ天然ガスの80パーセントをロシアに依存している弱みがある。
 そこで、05年ロシアはいきなり、ガスの値段を4倍上げると言い出す。
  ウクライナが拒否したら、ガスの供給を停止された。
  そこで、妥協案で解決する。
  隣りのベラルーシでも、アメリカは政府の転覆を図ったが、これはロシアの反撃で不成功に終わるね。

A氏:この一連のアメリカの動きで、プーチンアメリカの弱点をついてドル離れを宣言したのだね。

:明日は、米中間の問題に移ろう。






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Last updated  2008.05.10 21:59:50
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