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Ryu-chan6708

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2009.02.17
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カテゴリ:読書感想


                                       
なぜ、江戸の庶民は時間に正確だったのか?     

:昨日、用事で東京に出て夕方に帰ったら、夕刊のトップが「GDP年率12.7%減」で、与謝野大臣は「戦後最大の危機」と言ったと報じていたね。

A氏:文藝春秋で野口氏が掲載していた「GDP10%減 大津波が来る」がもう現実化してきたね。

日曜TBSテレビの時事放談、次にフジテレビの新報道2001、次にTBSテレビにもどってサンデーモーニング、そして最後にテレビ朝日のサンデープロジェクトと時局ものが続く。
  日曜日は、孫が遊びに来るので、これらは全部、録画して後で見る。
  
フジテレビの新報道2001だけ、録画の時間帯がダブるので、ビデオデコーダーに録画するが、後はテレビの内蔵録画だね。
  録画で見るとコマーシャルを飛ばせるし、面白くない箇所は飛ばせるので効率だ。

  しかし、今週は、郵政民営化をめぐる麻生首相の発言と小泉発言が、繰り返しこれらの番組で登場する。
  それに郵政民営化とからむが、「かんぽの宿売却」で鳩山総務大臣が登場する。

A氏:それに加えて昨日中川財務相の「もうろう会見」のシーンの放映を各テレビ局がやたらにやっていたね。
  世界の報道陣が注視の会見での「もうろう」だけに、世界的な話題になったね。

:一連の報道で、小泉さんではないが、「あきれて」しまった。
  もっとも小泉さんの発言にも「あきれた」がね。

  たまたま、本の題名につられ、図書館に予約しておいたこの本の順番がきた。
  気分転換に、江戸時代にもどり、新書版で肩のこらないでこの本をすぐに読んだね。

A氏:江戸時代と時間との関係が、日本文化の時刻に厳しいということ関係があるのかね。

:新書版を売らんがためにやる「看板に偽りあり」というパターンだね。
  この本の著者は、時代物の考証の専門らしいが、この本では江戸時代の65の話題について時代考証を述べている。
  本の題名の「なぜ、江戸の庶民は時間に正確だったのか?」というのは、65のうちの1つのテーマに過ぎない。
  江戸は、太鼓と鐘で時刻を知っていたんだが、それだけだね。
  後の64のテーマは本のタイトルの時間の話とは関係がない

  上水道完備の江戸の庶民の話、遊郭の話、将軍の話、大奥の話、武士の話など多岐にわたる。

A氏:江戸は理想的なリサイクル社会で、エコによかったらしいね。

:これを読むと江戸時代を一色で捉えることは不可能だね。
  お辞儀のパターンでも48手あるという。

  著者は、「着物の上から人を斬り殺せるか」というテーマで、時代劇のチャンバラで着物や帯の上だけ切っただけでバタンと倒れ、そのまま動かなくなるのは、おかしいとしているね。
  本当に相手を殺したいなら、胴を刺すという。

A氏:現代劇の推理ドラマで出てくる殺人シーンも斬るというより刺すシーンが多いね。

:著者は、刀は時代劇のちゃんばらにあるように、何人も斬れないと書いているね。
 砥ぎ師によって刃がついて斬れるようになるから、硬いものにぶつけたり斬ったりするとすぐ刃こぼれする。

A氏:君の日本刀知的街道日本刀と時代小説「自衛隊に関連して・K氏との対話」・3の1と続いているね。
  真剣勝負では、お互いに刃と刃をぶつけると斬れなくなるので、鎬(しのぎ)を合わす。
  これから「鎬をけずる」という言葉が生まれる。

:それに人を斬ると脂肪分が刃に付着するので、切れ味が悪くなり、数人斬ったら刃は使えなくなると著者は言う。
  
だから、戦場では予備の刀を用意するのが常識だったという。
  日本刀で何人も斬ったという場合は、刃でなくて、おそらく切っ先で刺し殺したんだろうね。
  戦闘での百人斬りは無理だね。
  著者は時代考証専門だから、別に右翼ではないだろうがね。大笑い

              






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Last updated  2009.02.17 12:04:54
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