3696105 ランダム
 HOME | DIARY | PROFILE 【フォローする】 【ログイン】

知的漫遊紀行

知的漫遊紀行

【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! --/--
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x

PR

Keyword Search

▼キーワード検索

Profile

Ryu-chan6708

Ryu-chan6708

Calendar

Favorite Blog

まだ登録されていません

Comments

Freepage List

Headline News

2009.06.22
XML
カテゴリ:読書感想
 
A氏:君が昨日の朝日新聞の読書欄についてふれていたんで、読んだんだが、「売れている本」というコーナーでは、村上龍の「無趣味のすすめ」をとりあげていたね。
  村上龍は、政治経済もテーマにした小説やエッセイが多いが、この「無趣味のすすめ」というのは、雇用問題を中心としたエッセイらしいね。
  新聞では「箴言集」とあったね。
  箴言とは聞きなれない言葉だが、辞書によると「いましめとなる短い句。格言」とある。

:図書館に予約しようと思ったら、図書館では各地区合わせると20冊くらいあるようだが、200くらいの予約殺到だね。
 予約はやめた。
 それは、以前、大きな新聞広告で、この本のエキスがかなり長く書かれていたので、大体の内容は分かったからだね。
  趣味の集まりは、激しい人とのかかわりがないということらしいね。
  仲良しクラブでは何も生まれないというわけだね。
  だから、趣味より仕事が重要だという意味だね。
  俺は、仕事に影響するような趣味なんてもっていないから、興味はないがね。

A氏:新聞の書評では「他人のアドバイスに依存する人は、路頭に迷うかも知れない」という箴言を最後に引用していたね。
  村上龍は、弱肉強食の社会で基本的には弱者を支援しようとしているのだが、甘やかしは避けているという。

私:男(オス)と女(メス)の怪」養老孟司・阿川佐和子対談で、養老氏が一般的な講演をすると、「では、どうしたらいいんですか?」という質問が必ず出る。
  養老氏が話したのは「思想」だから、「こうしなさい」というと思想でなく現実に変わる。 
   だから、そういう質問に対しては、養老氏の姿勢は「いい大人が人生の生き方を訊くんじゃないよ。
  
てめえで考えろ
 となる。
  これと似ているね。

A氏:結局、情報過多で、マニュアルがあって常に誰かのガイドがあるように思っているのではないかね。
  マニュアル主義の弊害かね。

:ちょっと話は違うが、こないだ小学校1年生の孫が来たので、算数の問題を出した。

「電線にトリが3羽とまっている。
 1羽、撃ち落とした。
 残りは何羽か?」

 と聞いたら、2羽と答えたので、鉄砲の音で後は飛んで逃げたので正解はゼロだと言っていたら、笑っていて、次に親に向かって同じ質問をしていたよ。

A氏:俺たちの子供の頃、よくやった質問だね。

:そうしたら、算数のドリルをちょっと見たら、ケーキが7個あり、これをA、B、Cの3人の子どもで分ける問題が出ていた。
  質問は、一番多くもらったのは何個で2位は何個で一番少ないのは何個だ、という質問だね。
  差をつけてケーキを配分するという変わったドリルだね。

A氏:小学校一年生にとっては難しいのではないの?

:このドリルはガイドがついているんだね。
  まず、「最低数は1個ですね」からはじまる。
  すると残りは6個だから、3と3に分けると、差がつかないので、4と2しかない
  正解は、一義的に4.2,1となる。
  これは孫はすぐに解いたね。

  しかし、俺はこの問題を見て、とっさにおかしいなと思ったね。
  何故なら、現実は最低分配数は「全然、ケーキをもらえない」というゼロだ。
  最高は、7個全部独り占めだね。
   ところが、2位の個数を要求している。

A氏最低個数がゼロなら、残り7個を2人で差をつけるとなると、正解は6と1、5と2、4と3、と3つの選択肢があるね。
  この算数の問題の意図は何かね。

:よくわからないが、さっきの「撃ち落した鳥」の質問と同じように、現実は違うことは確かだね。
  現実の正解は、いろいろある。
  こんな簡単な問題だって、自分で現実を考えて選択しなくてはならないわけだね
 こじつけかね。スマイル

 






お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  2009.06.22 13:58:46
コメント(0) | コメントを書く



© Rakuten Group, Inc.