(株)国際電気通信基礎技術研究所(ATR)が3月31日より、携帯電話で利用可能な日常旅行会話を対象とした「超」多言語テキスト翻訳のモニターサービスを無償で開始した。「コーパスベース翻訳技術」と「世界最大の100万文からなる対訳コーパス」を開発し、従来の「ルールベース翻訳技術」の抱える開発コストや多言語展開への困難さといった問題点を改善した。ヨーロッパ系の9言語(英、 独、 デンマーク、 オランダ、 仏、 イタリア、 スペイン、 ポルトガル、ブラジルポルトガル語)、アジア系の9言語(日本、 中国、 韓国、 ロシア、 アラビア、 インドネシア、 マレー、 タイ、ベトナム語)、併せて、18言語の間のすべての組合せ306通りのテキスト翻訳を実現しました。本モニターサービスでは、日本語と英語から 17言語へのテキスト翻訳とその逆方向のテキスト翻訳、合計66通りを公開します。
当面は無料の公開モニターサービスを広く使って、もらい利用者の意見を取り入れ一段の翻訳性能向上とインタフェースの改善をはかり、一年後を目途に本格的なサービス(有償)を開始する予定です。
<超多言語テキスト翻訳モニターサービスの仕様概要>
● 機能概要:
・ 旅行会話を中心とした日常会話テキスト翻訳機能
・ 逆翻訳(テキスト翻訳結果を逆方向に再翻訳)による翻訳精度チェック機能
● 対象言語の18言語:
英、 独、 デンマーク、 オランダ、仏、 イタリア、 スペイン、 ポルトガル、 ブラジル、
日、 中、 韓、 ロシア、 アラビア、 インドネシア、 マレー、 タイ、 ベトナム
● 利用方法:
下記のURLにアクセスして利用。インターネット利用が可能な(インターネット接続機能とブラウザー機能を持つ)携帯電話であればどの携帯電話会社でも利用可能。
http://atr-langue.jp/smlt/