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湘南フレンチ奮闘記

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August 20, 2005
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カテゴリ:自家製チーズ
 フランスでは“一村に一つのチーズ”があると言われ、その数は600とも800とも言われますが、実際には似た物も多くそれ程は無いようです。
 フランスの皇帝“ナポレオン”がこよなく愛したと言われるチーズ“カマンベール”も各地で作られています。
 最近感じる事ですが、市販のチーズ(一般に輸入されている物)の香りが薄いように感じます。輸入状態が改善されたのか、販売用の設備が良くなったのか。それとも昔と違い商品の回転率が上がり、完熟状態の一歩手前で売り切れるのか・・・
 店ではなるべく完熟状の物をお見せするのですが、ここの地域制(周りが畑と田圃)でしょうか、若目の余り香りが立たない物のほうが人気が有ります。
 もっとも無添加で作りますので、どうしても賞味期間が短く、少し若目状態からお出ししないと、無駄が(廃棄)出てしまうからです。
 30年前とは事情が変わり、手軽に海外旅行を楽しむ人が増え、日常生活も洋風化が進み、食に関する知識も豊富になった今日ですが、事チーズに関しては嗜好品の域を抜けきらないように感じます。
 自家製チーズをテーブルにお持ちすると、チーズと聞いただけで眉をひそめ、コワゴワと覗き込み、これカビですか、と指差す。好みでなければお断りすればよいのに、まわりの人にまで警戒心を抱かせてしまう。こんな日は一日中ブルー・・・
 次が知識を振り回し、講釈を始める御仁だ。放し終わるのを待ち、これは平塚の牛乳、私の手作り、市販の物とはお味が違いますのでと説明をし、選んで頂く。
 写真のチーズ“カマンベール”もカマンベールタイプであって、私の味だ!・・
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Last updated  August 21, 2005 11:31:20 AM
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