コロナウイルス禍の下、これまで想像もしなかったことが次々と起きている。外出自粛という大掛かりな移動制限。旅行だけでなく、仕事上の通勤や通学、日常生活までもこれまでと違った意識を求められている。
週1の非常勤の私は、移動の制限はあっても特に困ったこともなく、年が年だからこれで仕事がなくなったとしても致し方ないと思っている。団塊の世代でまだ働いていて経済的な問題がない人は、「これがきっかけとなって仕事を辞めるのも致し方なし」と思っているのではないだろうか。
知人の一人は「自分がコロナウイルスに感染することも怖いけど、感染源になるかもしれないという恐怖心、さらには最近明らかになってきている重大な後遺症を考えると動けない」という。高齢者のハイリスクは重症化だけではなく、後遺症についても深刻である。高齢者のデイサービスやデイケアについても、施設内でのクラスターが発生しているというニュースが流れた。
最近は❝コロナ鬱❞という言葉も生まれた。平気で暮らしていると思っていた私自身も、コロナだけでなく長引く天候不順に影響されているかもしれない。「それでようやく人並みになった」と笑われている体調不良(気分的?)が続き、朝、昼、夜と3度の血圧測定の数値に捉われている。まだ降圧剤を服んではいないが、後1週間後の受診の結果によっては降圧剤を処方されるかもしれない。
それまでに少しは自力で改善する方法はないかと、減塩、減量を心がけてはいるが、食いしん坊の私にとって他のことはともかく、食事に制限があるのというのはかなりショックである。大好きなバター、チーズ、肉類を控え、調理全体を薄味に仕上げる。サラダのドレッシングもオリーブオイルを少なくして黒酢を使い、できるだけ塩気を感じないような味付けにしている。薄味にすると素材の美味しさはアップするが、いかんせん物足りなさを感じる。食べる楽しみがなくなると、料理もおろそかになる。何とかしなくっちゃ~。