コロナ騒動による移動制限、長期にわたる天候不順、高血圧の疑いでの食事制限と、まるで金縛りにあったような有様である。もう笑うしかない。
予想していた通り、この長雨で野菜の値段が高騰している。梅雨の晴れ間に畑のおじさんが来ているのを確認し、野菜を買いに行ったが壊滅状態になっていた。大きなトマトが成ったままで腐っているのを見て、こんなことがあるのかとびっくりした。日照時間が極端に短く、キュウリもズッキーニも茄子も育たないようだ。この前まで1本98円をだったズッキーニが、半分くらいの大きさで198円になっていた。梅雨明けは来週早々らしいが、秋に出荷されるフルーツの甘みはどうなるのかと心配している。
暇にあかせて終活とばかり、言い残しておきたいことを娘や息子に話をしてはうざったがられている。そんな時、三十歳になったばかりの三浦春馬の自死のニュース。その若さで、その華やかな活躍の裏でそこまで追い詰められてたのかと思うと胸が痛い。そしてALS患者の依頼を受け、現役の医師が薬物を投与して嘱託殺人容疑で逮捕されたというニュース。そのニュースの内容の重さを考えた時、軽々しく終活などといってはいけないのではないかと思っている今日この頃ではあるが、誰かに必要とされることもないまま天に召される日をただ待っているだけというのも虚しいと思う。どんな人も死から逃れることができないのはわかってはいるが、明確に生きる意味を持つのも難しい年頃である。