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相模湖の風

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2020.11.07
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カテゴリ:カテゴリ未分類
ずいぶん前の話になるが、知人が外国から帰ってくるたびに「日本のうちメシが食べたい」と言っては我が家へ来ていた。「うちメシっていうのは自分ちのご飯のことでしょうに」と思いながら、褒められると悪い気がせずに手料理をふるまっていた。私にとっては自炊するのは当たり前のことで、基本的に自分の作ったものがいちばん美味しいと思っているが、仕事上の会席もあり、旅行に行ったり、友人との食事会、家族の誕生日祝いと、思い返してみると結構外で食事をする機会も多かった。
 田舎暮らしが始まった13年前からは近所では外食する店もほとんどなく、時々は都内へ出てしゃれた店で食事をするのが楽しみだった。4年前からは週に1回、都内へ仕事に出ることになったので、外食の機会も増えて自炊と外食のバランスが良くなっていた。それが2月からのコロナウイルス感染拡大のため、仕事だけでなく外出そのものが制限され、日本中の人が不自由な暮らしを強いられることとなった。移動だけでなく、外食すること自体も締め付けられて、外食産業は大きな痛手をこうむっている。私自身は料理をするのが好きだったので、ニュースで毎日の食事の準備が大変だとか、レストランに行けないのは辛いとかの声を聴くと、「そんなに外で食事がしたいのだろうか」と不思議に思っていた。
 私自身はこの8か月の間、吉祥寺で行きつけのレストランが閉店する時と、立川のホテルで友達とランチをした時、近所に新しいレストランがオープンしたとき以外は外で食事をしていない。そのことで特に寂しい思いをしたり、どうしても行きたいと思ったすることはないが、気が付いたらなんとなく元気が薄れてきたような、華やかな気分を忘れてしまったような気がする。外で食事をするということは、美味しいものを食べるだけではなく、ちょっとおしゃれをして出かけ、気の合った友達や家族とおしゃべりをしながら楽しい時を過ごすということなのだ。最近では友人や家族が訪ねてきてくれることも多く、一緒に私が作った料理を食べる機会も増えてきたが、ずっと一人でご飯を食べているであろう85歳の従妹のこのことを思うと胸が痛い。今年のお正月は大阪へ行き、一緒に食事を作って食べたり、手をつないで散歩をしながら美味しいレストランへ行ってみよう。





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Last updated  2020.11.07 16:15:57



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