青梅の収穫に援農が
6月3日(月)、東京・多摩から小田原まで、援農に来てくれました。
名にしおう「小田原の梅」ですが、
早川の石垣山のみかん園の周辺でも、今、青梅の収穫が真っただ中なんです。
梅酒用の青梅は、白加賀の種類が多いと思いますが、
青くて大きい梅の収穫は、収穫期間が1週間くらいと限られています。
大きくなるのを待たなければならないし、採るのが遅れると黄色っぽく熟してしまいます。
やはり限られた期間の集中作業なります。
そこに、今回、助っ人の援農が来てくれました。
これは、収穫後に選果・袋詰めをしてくれているところです。
今年は、春に冷え込んだ日があったため、
花はたくさん咲いたのに、その割に木についている果実の数が少なく、
収穫量が、例年よりも落ち込んでいる、との梅農家の声も聞こえてきます。
しかし、とにかく木についている梅を収穫しなければならないわけです。
八百屋さんなどの店頭に並べられるには、木に登って梅を収穫しなければしなければなりません。
ただ待っているだけでは、収穫は出来ないし、ものは動きませんから。
石垣山のみかん園の周辺にも、各所に梅の木が植えられています。
樹によっては実がほとんどついていない木もありますし、
また、りっぱな梅をたくさんつけている木もあります。
どういった手入れをすれば、実がたくさんつくようになるのか、私などにはわかりません。
自然の幸いを期待しているしかないんですが。
この日は、約1時間の作業でしたが、1キロ入りの袋が26袋出来ました。
価格ですが、小田原の産地でも値段はもっと高いんですが、
そこは当方のこと、1k袋を450円で多摩の団地の人たちに提供しています。
この一週間は青梅ですが、
この一週間先には、梅干用の熟しだした黄色っぽい梅の収穫に移ります。
うっとうしい梅雨の季節に入りますが、この梅仕事をしていると、
その梅雨の季節が待ち遠しくなるから、人間というのは不思議です。
梅というのは日本の気候に、ぴったりとあっているんですね。
今回は、援農者の力も得て、梅の利用者のもとへ、
多摩の団地の住人に、なるべくたくさんの、立派な梅を安い価格で提供できるように、
このあと2週間を頑張りぬくということです。