ミツバチがスズメバチに勝つ
小田原のみかん園で二ホンミツバチを飼っているんですが。
この時期は、ミツバチが持つ蜂蜜を狙ってスズメバチがやってきます。
何しろ大きさが違いますから、一対一ではミツバチはかなわないのです。
ところが、巣門の入り口にはキイロスズメバチの死骸がありました。
私がいた間にも、二匹のキイロスズメバチが飛んできて、
まつわりつくように巣箱の入口をうかがっていました。
ミツバチは金網の前に並んで、独特の羽音をたてて追い返そうとしていました。
こっちも助太刀で、虫取りの網を使って、その二匹のスズメバチを駆除したんですが。
しかし、こちらが常に巣箱に張り付いているわけにもいきません。
ビワの木の剪定を終えて、再び巣箱の入り口を見たところ、
ミツバチが門前に小さな山をつくってました、10匹くらいでしょうか、
どうやら山の中にはキイロスズメバチがいて、ミツバチたちに捕まえられたようです。
小さなミツバチが団結すると、キイロスズメバチに勝っちゃうんですね。
それをみて、ちょっと安心したんですが。
しかし、キイロスズメバチも二匹で来ていましたから、油断はできません。
オオスズメバチも、そのうちにキイロスズメバチを追い散らしてやってくるはずです。
今はまだ花の花粉を集めてますが、そのうち花が少なくなれば、ミツバチを狙うようになります。
厳しい生存競争が繰り広げられている、みかん園の周辺です。
ミツバチを応援したいのは山々なんですが、
人が助太刀できることは、できうることは、やはり限られているんですね。
「がんばれ! ミツバチたち」との気持ちの上での応援くらいです。