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カテゴリ:ピアノ調律
有名ブランドではないが、響きはヨーロッパ的な響き!! 和音で、にじむような優しい響きのピアノ。 塗装も昔のカシュー、手入れも大変ですが、音色、響き、国産のピアノではないように感じられた、調律していてとても楽しいピアノでした。 午後、とある隣県のホール担当者と電話で話しをしていて・・ 「コンサートグランドの調律は、通常のGPとは違うのでしょう?特に輸入コンサートピアノは!!」の問い。 「基本的には平均律で調律するので差異は少ないでしょう!! ただ、大きくなる分だけ弦が長くなり、微妙に響かせ方が違うと思います。 通常、大きいピアノの調律の経験が少ない方には難しいところもあると思います、何でですか?、当然ご存知でしょう(笑)」と私。 ここから少し自慢話になってしまいますが・・ そのホールで私が調律したピアノの音とその翌日、別の技術者(通常そのホールの調律をすることが多い某何とか会所属)さんが調律したピアノの響きが違いすぎたと言うこと。 今までその方が調律した音で不満は無かったが、私が調律した音を聞いたらもう・・・・・(ほめすぎですよ~~) 「だから何か違う方法で調律されたのかな~」と思ったとの事でした。 なんとなく面映い話でしたが。 基本的に、ホールで大きいピアノの調律の経験が少ない方の音は後ろまで響かないように感じます。また、ピアノ全体が響いていないように感じます。 言いづらいことですが・・ 通常のほとんどの仕事が、国産UP、GPの経験しかない技術者の方が輸入ピアノを触ること、特に仕事でコンサートピアノを触られることには微妙な感覚を持ってしまいます。 国産ピアノと同じような仕事をされてしまうと、調律だけでもこんなに違うのに、特に整音の作業に関しては!! 勘弁して欲しい!! そのくらい音の作り方が繊細です。 私が尊敬する技術者さんの音は見事に響いています!! 私は、まだまだ、勉強中です(謙虚に・・・) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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