奇々怪界 黒マントの謎
奇々怪界 黒マントの謎のご紹介です。奇々怪界 黒マントの謎 Switch版【復活の奇々怪界】皆さんは奇々怪界というゲームをご存じでしょうか。巫女さんが悪い妖怪をやっつけるというアクションシューティングゲームです。かわいらしいキャラクターとユーザーに媚びない硬派な難易度が魅力でした。第1作奇々怪界はファミコン時代の1986年にアーケードで登場しました。続編の奇々怪界 謎の黒マントは1992年スーパーファミコンで発売されました。それから30年の時を経て、前作謎の黒マントの正当な続編として本作が登場です。今回は黒マントの謎…… 題名が紛らわしいですが、まあ前作からずいぶん時間が経ってるから大丈夫ですよね。【あれ、ディスクシステムは?】当時いたいけな子どもだった吾輩はアーケード版に親しんでおりました。本作の発売を知ってホームページを見て懐かしがっていたのですが、そういえば奇々怪界はディスクシステム(ファミコン)でも出ていたはず……調べてみたところ、やはりディスクシステムで移植されていました。当時ディスクシステム版を喜び勇んで買ったのですが、だいぶ内容が違って衝撃を受けたのを思い出しました。アーケード版は面クリア型なのですが、ディスクシステム版は今で言う探索型のゲームでした。今にしてみれば探索型も1つのジャンルとなっていますが、当時はそうした概念も無く、小学生であった吾輩はその良さが分からず挫折しました。その後スーパーファミコン版は何となく知っていたのですが、特にプレイすることもなく今に至りました。【懐かしさと新しさの同居した作品】さっそく始めようと開封。吾輩はダウンロード版よりもパッケージ版が好きです。箱を開ける時のドキドキ感が良いですね。開けてみると説明書すら入っていません。今はオンラインマニュアルなのですね。この辺は今風ですね。そしてマニュアルはキャラクターの操作方法しか書いていないシンプルさ。確かにこれだとオンラインでいいかも。始めるとメーカーのロゴもそこそこに、さっそくタイトル画面になりました。何だかファミコンソフトみたいで懐かしいです。【高難度と深謀遠慮】吾輩もそれなりに長くゲーマーをしているので、初見でも3面くらいまで行けるかなと思っていました。1面のボスにたどり着く前にゲームオーバーでした。すごい難しいんですけど。ファミコン時代の気骨を感じました。とはいえ繰り返しているうちに何となく進めるようになってくるのが不思議ですね。避けるのが難しい攻撃はあっても、避けられない攻撃はありません。すごく丁寧に作っているのを感じました。本作はシューティングゲームが苦手という方のために、エクストライージーモードというものがあります。こちらは残機無限なので、誰でも最後まで遊べるようになっています。エクストライージーモードは敵を倒すと手に入るコインを3000枚集めると解放されます。ハードモードは最初から選べるのに…… 順序が逆なのでは(笑)。最初はそう思ったのですが、初めからイージーモードに慣れてしまうとノーマルモードに行って挫折する人が続出するのではないでしょうか。むしろ初めにノーマルモードをやらせて打ちのめされてからの方が、イージーモードのありがたみが分かるのではないかと思います。こうした所にも製作者の深謀遠慮(?)を感じますね。ちなみにお札メインで戦い、敵が接近して来たり弾が飛んで来たらお祓いで跳ね返す戦法がお勧めです。攻撃中でも十字キーでキャラクターの向きを変えることができます。操作性はかなり良いですね。【美しいアンサンブルを堪能しよう】ゲームに関する寄稿を多くされているゾルゲ市蔵氏は本作の発売にあたって、ゲームはアンサンブルなのだと述べました。グラフィックやサウンド、プログラムが組み合わさってはじめて意味を持つとおっしゃっていました。そして、それを今でも昔のようにできていて羨ましいと絶賛されていました。実際にプレイしてみると、昔のゲーセンやファミコン時代のテイストを最新の技術で遊んでいる感じでした。イージーモードこそあるものの、硬派なゲームバランスも昔ながらの味がありますね。攻略に困っていたら良い動画を発見しました。ストーリー部分はスキップしているので、ネタバレの心配も無いのが親切ですね。一度見てからプレイすると立ち回りの参考になると思います。今回ホームページで知ったのですが、奇々怪界はタイトーさんの制作なのですね。やはりタイトーさんは質の高いシューティング作りますね。吾輩もレイストームとかよくやりました。シューティングゲーム自体が割と通向けのジャンルでありますが、そんな中こうした質の高いシューティングゲームができるのは嬉しいことですね。古い時代を知っている人も知らない人も楽しめる傑作であると思います。よかったらクリックお願いします。にほんブログ村