|
カテゴリ:魚採り
我慢をしない生活をするとこうにもなるのか…というのを今まさに実感している。 とにかく海に出る頻度がすごい。この日記を書いているのはまた別の海へ向かう電車の中だ。これ最終的には無一文になってしまうのでは…。お陰で元気といえば元気だけど。 先週土曜に行った場所は今まで行ったことのない新規開拓地。後輩M君が時々行くとのことで連れていってもらうことに。 実はM君に会うのはちょっと久々だったりする。とはいっても一月くらいだが。 この日は雨降りで日も出ず少し肌寒い。おまけに北風が吹いているので、海から上がったときが寒そうだ。ほんの2、3日前までアホみたいに暑かったのにどうしてこうなった。 ここの場所は北と南どちらもポイントがあるそうなので、今回は南側へ。海自体はベタ凪だった。 …うん。すごいベタベタ。止水域かな?() 手前側は砂泥底なのも相まってエントリーした時のぬるっと感がすごい。西の半島のあの辺に似ている… クロサギ、クモハゼ、カワハギなどの他、小さなヨメヒメジなどもいる。結構雰囲気あるので、もしかしたら内湾チックな魚がポッと出るかもしれない。変なハゼとかいればなあ。 とか思って進んでたら、すぐに磯っぽくなってきた。 オヤビッチャたちが落葉のようにヒラヒラと舞っている。 ぽつぽつとサンゴイソギンチャク。密集していない割にその中には高確率でイソギンチャクエビが見られた。このエビだけ探したことはないけど、こんなにいるのは初めて見たかもしれない。オスメスのペアもいた。 チョウチョウウオもいるにはいるが、とにかくでかい。トゲもフウライもアケボノも、なんでそんなにでかいん。13日に行った場所に似ている。逃げ慣れすぎてて採れないし、そんなに時間かけるものかなあ、という感じなのでだいたいスルー。今年は全体的にチョウは外れな雰囲気がある。 外海の磯っぽくなった場所の岩壁。底の方にスリットがあり、良さげだったので覗くと…見事にクロホシイシモチとキタマクラだけでした(笑)平和だな~ ここのすぐ横の小さな根にセナスジベラらしきベラがいたが、あまりにもトリッキーに動くもので簡単にあしらわれてしまった。「らしき」というのは、色がピンク色っぽかったからだ。セナスジは緑色では…?? そんなこんなで何も採らないまま浅瀬に戻ってきてしまったので、上がるとき足元にいたサザナミフグをば。この後至るところで見かけたので、ここはタピオカランドなのかもしれない。 いやタピオカランドって何だよ…(予測変換で出てきた) 荷物を持ち上げたら下からカニが出てきた。 ん…磯でアカテガニ??背後の山から降りてきたのかな。ちょいちょい陸を見渡すと歩いているのが見えた。 M君はヒメジを狙っていたようで、オジサンとホウライヒメジを採ってきた。 それと自分は見かけなかったブチススキベラ。このサイズはかなり逃げるスピードが速く採るのは難しい。サスガダァ… さて、自分も何か採りたくてウズウズしてきた。正直あまり期待はしていなかったので「キタマクラでもいいから何かしら採ろう」と事前にこぼしていた。が、やはり我慢ならないものはならないのだ。 砂泥ゾーンの壁際ででっかいナンヨウツバメウオを見つけたので追いかけてたら、視界の端を白いモンガラがスーッと移動している。 あれ…?クラカケじゃなくね? ムラサメだ?! すぐさまナンツバからターゲットを変更する。亀裂や変な穴ボコに入られると面倒だが、個体によるものなのか隠れずにとにかく泳いで逃げようとする。そもそも亀裂の少ない岩棚みたいな場所だったので、何度か躱されたものの最終的には網に突っ込んできてくれた。 んおお!沖縄で釣ったことがあるくらいで、相模湾では初見初採集。島だとあれだけたくさんいるくせに、死滅としてこちらで見るのは結構かなり珍しい。ムラサメモンガラ、討ち取ったなり! よく見るクラカケモンガラはお腹の中央から後ろの方にかけて大きな黒丸模様があるが、ムラサメにはそれがない。代わりに雨垂れのような、水墨画のような縞模様がある。これが村雨の由来だろう。しかも頭には漆黒のツノ。カッコよすぎる…。 すぐさまキープのために上がってきて見とれていると、なんかM君もすぐに上がってきた。何か採れたの?と見せてもらったら… ええ!ヒレナガハギ!! マジかよいたのか…確かにちょっと内湾っぽいところに出てくる印象もあった。西で一度だけ目撃したことはあったが到底採れるようなものではなく。ここまでハッキリ観察するのは初めてだ。 お互いいいものが採れてようやくテンションが上がってきた。この調子で…ともいかないんだよなあ(笑) あとはなかなか続かず、水中写真を撮ったりなんだり。 結局また遭遇してお縄になったナンツバ。オレンジの強い個体とこういう枯れ葉色のがいるけど、どうやってわかれてるんだろう。二色寄り添ってたりすることもあるし、環境次第ってこともなさそう。 さてクイズです。魚はどこでしょう。 正解は…ここでした。 立派なサイズのサツマカサゴ。今年はちょこちょこ出てるのかな? この子、頑なに動こうとしない。写真を撮るのにどれだけ近付いても動かざること山の…岩の如し。試しに網の先で押してみたら、そのままスライドして海底にポトッと落ちてそれでも動かない(笑) 一応元気だとは思うので、網で掬ってゆさゆさ揺すってみる。まだ動かない。 おーい、お前さん捕まってるぞー。 流石に海底までは泳ぐかな?と水面近くで放したら、1mくらい落ちたところでゆーーーーっくり尻尾を振ってまた海底に鎮座した。なんなんだ、この危機感ゼロな魚は() なんだか見慣れないオコゼのような魚。 ハオコゼかな?わかんないなー?(棒読み ん? スッ… ありがとう、完璧な答え合わせだったよ(笑) 浅い岩棚の奥を覗いたら、赤黒い魚。昼間にはめったに見られないと思っていたイットウダイの仲間だ。クロオビエビスかアヤメエビスだと思う。結構大きくて10cmくらい。なんとか採れないものかと頑張ったけど、あまりに狭くて奥が深くどう足掻いても無理だった。夜に探さないとだめだなこりゃ。 最近ちょっと気にしていたフエフキダイたち。ワンチャンタマンだったり…とは思ったもののたぶん普通にイトフエフキだな。フエフキは採るのがまず難しいので、水中で確証持てるようになりたい。 フエフキを採ったところで早めに終了。いつの間にか雨はやんでいた。 ここ最近潮通しの良い外海ばかりで泥っぽい環境が新鮮だったな。 探せばまだ絶対に何かいるはずなので、たまにはこういう海でも潜ることとしよう。 【採集(自分)】 サザナミフグ、ムラサメモンガラ(相模湾初)、ナンヨウツバメウオ、イトフエフキ 【採集(M君)】 オジサン(3)、ホウライヒメジ、ブチススキベラ、ヒレナガハギ 【持ち帰り】 なし 【見たもの・気になったもの】 オヤビッチャ、クモハゼ、クロサギ、ボラ、クツワハゼ、ヒメフエダイ、タカノハダイ、キュウセン、ホンベラ、アカササノハベラ、ホシササノハベラ、オハグロベラ、ニシキベラ、セナスジベラ?、キタマクラ、クロホシイシモチ、ミナミハタンポ、アオブダイ、アイゴ、カワハギ、クラカケモンガラ、サツマカサゴ、ハオコゼ、クロオビエビス?、カエルウオ、ナベカ、サンゴイソギンチャク、イソギンチャクエビなど お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2023/09/28 07:35:25 AM
コメント(0) | コメントを書く
[魚採り] カテゴリの最新記事
|