バリ島旅行記 三日目
バリ島三日目。今日のスケジュールは午前中プールの午後車チャーターの観光です。ていうかね、最初っから「今日のスケジュールは」なんて考えること自体がバカンスじゃないよね。やっぱバカンスなんだから「今日の予定は起きた気分」くらいの余裕が欲しいもんです。いつも通り中庭を散歩して朝食を取ったのが9時過ぎ。今日はスロースタートです。車は13時からなのでそれまでゆっくりプールでくつろいでました。で、あっというまに13時に。ふたりともおなかは空いてなかったので空いたらそのとき考えようと車待ち合わせ場所へ。来たのは香取慎吾似のドライバー。挨拶して乗り込みます。「日本語が話せるドライバー」という条件だったので会話は全部日本語・・・・と思いきや。なんとこの運転手さん、ほっとんど日本語喋れないんです。とりあえずマニュアルに書いてあったらしき自己紹介と今日の行程まではよかったんだけどそれ以外は全く駄目。「日本をどう思いますか?」なんて論外。「アラック欲しい」すら通じません。これってホントに「日本語が喋れる」といっていいの!?それでもなんとかウブドに到着。だいたい1時間くらいかかったかな。着いたのはウブドの中心地、バザールがあるところ。ここで小一時間観光です。ガイドさんいわく「ウブドはお土産が安い」らしいんだけど、うん、まあ確かにクタよりは安い。ていうかシャツ50,000RPって何?今着てるシャツ100,000RPしたんだけど・・・・。くそー!ばったくられたー!と憤慨しつつもバザールを歩きます。もう所狭しとはこのことで、人が行き交うのがやっとの路地に店が密集してる。クタのように強烈な物売り姿勢もなく買いやすい雰囲気です。値段も確かに安いし。(これでもきっとまだ高いんだろうけどね)奥に行くと若干感じてたすえた臭いがいよいよ本格的にキツくなってきます。どうもこの先の下の階に生鮮市場があるらしい。生鮮とは書いてもこの臭い。きっと死腐市場なんだろうな。もうね、ホント強烈。ざりこの歩みが思わず止まるくらい。おなかいっぱいだったらリバースしちゃってもなんら不思議はないかも。そうそう、ここでトイレに入ったんだけど、ここでは2,000RP取られます。わかりずらいけど。まあ金額はたいしたこと無いけどどこにも書いてないのでぼったくられた気分。これでバザール終わり。結局何も買わなかったです。せっかく来たのになんで!?って思うでしょ?でも結局この判断は正解だったんですよ。理由はこれから書きます。車に乗り込み次なる目的地ライステラスへ。道中運ちゃんにぼったくられたーと身振り手振りで愚痴ったら運ちゃんは何かを伝えようとしてる。一生懸命理解しようとがんばったところどうもいいたいことはクタは土地代が高い。ウブドは土地代が安い。元の値段は一緒でも売値が違うのはしょうがない、ってことっぽい。まあそう言われればそうかもね。日本の感覚だと都心でも田舎でも同じ商品ならあまり値段が違わないのが一般的だけどここはバリ。原価が売値に直撃してるのかも。まあしょうがないっか。ライステラスへ向かう途中、道路沿いにずらーっと工芸品を売ってる店が並んでるんだけど、ここでざりこがストップをかけた。どうもざりこの琴線に触れるものがあったらしい。こういうときにチャーターだと融通が利いていいね。歩くとフロアランプを扱う店があった。バリの伝統工芸をフロアランプにアレンジしてる店。ここの商品が気に入ったらしい。見ると確かにいい。藤のランプに近いかな?結構雰囲気あるし。でも高そう。で、値段を聞くと。なんと60,000RP!ええ!?最初の価格が60,000RP!?これクタだったら絶対200,000RPはするよ!!こうなると俄然欲しくなるのが人情なんだけどひとつ問題が。これ、絶対スーツケースに入らないよ。機内持ち込みにしてもちょっと大きいし・・・・。泣く泣く諦めて結局もう少し小さいサイズのフロアランプを購入。これはなんと40,000RP。日本円で530円。うーん、絶対安い。結局これがバリで最もお買い得な買い物でした。さすがざりこ。見る目があります。ちなみにJALで確認したところ機内持ち込みでOKっぽかった。非常に残念。次行ったら絶対買います。ライステラスは見る価値無し。日本の千枚畳の方が素晴らしい。物売りもたくさんいてうざいし。このあとタナロット寺院に行く道中アラックを探したんだけどこれが見つからない。やっぱ地元の人は飲まないんだなぁと実感。720ML以上のサイズなら結構売ってるんだけどね。お土産としてはあまり、というか全く人気がないのかも。そうそう、この日は8月17日。インドネシアの独立記念日です。移動中各地で催し物が行われてました。そうこうするうちにタナロット到着。上空は晴れですがなんと地平線は曇がかかってる。くそー、サンセットはだめかー!!タナロットでも当然のように店がたくさんでてますが、ここが今回の旅で最も安かったですね。恐らくガイドのいう土地代が激安なんでしょう。ここで購入したのはTシャツ20,000RP、ハーフパンツ20,000RP、砂糖塩入れ20,000RP。めちゃ安い。お土産買うならタナロットで決まりだね!ここでガイドさんがアラックを発見。これまたものすごーく自然熟成された代物で、恐らく5年単位で熟成(放置ともいう)されてる気配。蜘蛛の巣張ってたからね(笑)。ちょっと悩んだんだけどちゃんとお土産っぽくなってるし10,000RPだというので購入。ふう、ようやくお土産買えた。ちなみに表記は660MLと書いてあるがどう見ても300MLかそこら。うーむ、見りゃわかることなのに謎だ。ここでバリのお酒講座。バリでは一般的にはビンタンというビールが、というかビンタンしか飲まれてないそうです。そもそもバリ人自体あまりお酒を好まないみたい。一応地酒としては椰子その他の果汁を発酵させた蒸留酒アラックと黒米の醸造酒ブレムがあって、両方飲んだけどアラックの方が変わってておもしろい。ブレムは醸造酒というだけあって普通に美味しく飲める。いや、そっちのほうがいいっちゃいいんだけどw値段はデパート価格でビンタンビールが350ML7,000RP、アラック250ML12,500RP(売り切れ)、ブレム250ML10,000RP。どうせなら度数が高くおもしろい味のするアラックでしょ?まあそんなこんなで結局アラックとブレムを買い込んでこの日は帰宅。ガイドさん、次来るまでに日本語ちゃんと勉強してね。夜はホテルでケチャックダンス付ディナーを予約。なんと5組(推定)しかいなく、ダンスを最後まで見てたのは最前列の3組だけ。料理は普通だったしダンスも言葉がわからないのでよくわからず。これでふたりで日本円6200円。ホテルの食事とはいえバリではちょっと割高かなー。(ルピアが足りなくて円で支払い)このときは、食事中飲んだアラックに入っていた氷が地獄の「バリッ腹」を引き起こすとは夢にも思わないざりがにでした。