金木博幸チェロリサイタルwith高木竜馬(’2016年2月7日わたなべ音楽堂)
魂が揺さぶられ、心震えるコンサート。言い尽くされた大げさな表現の代名詞だが、今日のコンサートは握っていたハンカチがしわくちゃになるほどの素晴らしいコンサートだった。近日同じ演目のコンサートがあるので義務感から即お伝えしたいと思う。そのため詳細はお伝えせず。===チェロ:金木博幸ピアノ:高木竜馬【プログラム】サン=サーンス 動物の謝肉祭より≪白鳥≫ショパン 英雄ポロネーズ (ピアノソロ)ドビュシー チェロソナタブラームス チェロソナタ 第1番 ホ短調 作品38ラフマニノフ ヴォカリーズ(チェロ&ピアノ)ラフマニノフ チェロソナタ ト短調 作品19使用ピアノ:浜松から持ち込み シゲルカワイSK-7 ローズウッド===室内楽では竜馬君の抜群の伴奏を何度も聴いている。ソリストを盛り上げるような、ときには煽るような絶妙な駆け引き。初めて聴く今日の金木先生を心配したのだが杞憂。ベテランの深み、若手のほとばしり。うまくマッチした熱演に沸いた。金木先生、トークもベテランの域。圧巻はラフマニノフ。ピアノコンチェルトより難しいというこのピアノを1mの距離で浴びる快感。手に汗をかくし、ときには涙が出るし。チェロはおまけと言っていた金木先生の熱演も抜群に素晴らしかった。演奏、トークとも近日コンサートがあるので詳細お伝えできないが、是非駆けつけていただきたい。2016年2月13(土) NYサロンホール(千葉県)久しぶりに執筆意欲が沸いた(笑)