テーマ:好きなクラシック(2290)
カテゴリ:ピアノ
昨年のリフシッツ(p)目当てで駆けつけたデュオ以来、樫本さんもその公演になった。 樫本さんの燻し銀の音色と、実直な人柄、演奏にはファンになったひとりである。 2009年2月13日(金)サントリーホール 1階1列真ん中編 ベートーヴェン: エグモント序曲 ベートーヴェン: ヴァイオリン協奏曲 ベートーヴェン: 交響曲第7番 アンコール; ブラームス: 交響曲第一番~三楽章 ☆レビュー☆ 月曜日にブレハッチの公演を聴いたばかりなので、オケの雰囲気はよくわかる。 樫本君をガチ聴きするために上司と駆けつけた。 ベルリン放送交響楽団。 女性比率がけっこう高く、大柄なドイツ人ではなくどちらかというと普通体型のメンバ。 指揮者、マレク・ヤノフスキの試みか、いろんな試みを入れていたのが興味深い。 例えば、第一ヴァイオリンと第二ヴァイオリン。方や弓使いをスラーにしているのだが、第二は一音一音弓を引いている。 音響効果にどのような影響があるのか(近すぎて)わからないが、こうした試みからか楽団因果見つめあいながらニコニコと演奏している様子も見受けられた。 なんとなく、聴衆としても楽しいような気分♪ 樫本さんは、実直な日本人といった印象。 ドイツ人ともよく合うのではないかと思う。 演奏は堅いのかと思いきや、物凄く柔らかく演奏する。 グァルネリの渋い音が樫本さん(の顔)とよくマッチしている気がする。 演奏も、実直真面目、燻し銀。 カデンツァはクライスラー(だよね?)を選択。一楽章は壮大に演奏。 一楽章のメロディー、2つの旋律を同時に演奏しなければならない難しい箇所も、熱く弾きこなす。個人的にはここが一番燃えた。 三楽章のカデンツァは、ちょっとはしょったか?短く終わってしまったのが残念。 いかんせん、ショスタコのソナタで魅せたような、炎の気迫を感じさせる演奏だった。 好印象。 アンコール、バッハの無伴奏パルティータ(シャコンヌの2つ前)を弾いたが、楽団員に「アンコール弾かせていただきます」とお辞儀をしてから演奏。 日本人っていいなぁ!!と感心した(笑) サイン会あればよかったなぁ。 のだめちゃんのテーマともなったベト7。心がとてもウキウキする快演。 弦も、管も、打も軽快なアンサンブルだった。 樫本さん、次も行きたいなぁ。 ピアノ界に比べて、ヴァイオリン界も若手で盛り上がってほしいと思った。 ちなみに次は、別府でクレーメルを聴く予定。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2009年02月15日 00時07分25秒
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