カテゴリ:ピアノ
記載しないとと思いつつ失念しておりました。 不思議なコンサート。 以下の感想は当夜訪れた友人たちとのチャットより。 ◆ミハイル・リツキー ピアノ・リサイタル(東京・成城) 2012年9月21日(金) 19:00開演 会場:成城ホール 曲目: ベートーヴェン: ピアノ・ソナタ第三〇番 ホ長調 Op.109 ピアノ・ソナタ第三一番 変イ長調 Op.110 リスト: バッハのカンタータ「泣き、嘆き、憂い、おののき」のテーマによる前奏曲 二つのコンサート・エチュードより 第一番 森のささやき、第二番 小人の踊り 巡礼の年 第二年 イタリアより 第二番 もの思いに沈む人 三つのコンサート・エチュードより 第三番 ため息、第二番 軽やかさ ハンガリー狂詩曲第一二番 嬰ハ短調 (アンコール) 1曲弾きました。何の曲かわかりません・・・。 サイン会あり ■以下チャットよりログを掲載・・・ (ピアノについて) 新しいホールで新しいスタインウェイなのだが、子供たちの発表会で弾かれていたり、学生のサークルで弾かれているためか(?)、ちょっとひどい音ね~とスタインウェイをよく知る人より辛口コメント。 個人的にも調律後にしてはかなりずれてるなあ~の音を感じる。ホールの特性か音が全然飛んでこないが響きは普通程度に感じた。 (リツキー氏について) ペダルは極端に踏みませんでしたね。 ペダルを踏みながらレガートに弾いてるかと思いきや突然ペダルを離し、なにか起きたのか?? と思いきやノンペダルで火がくすぶっていたかのように引き続けていたという。 こちらから首を突っ込んで聴きにいきたくなる演奏でした(^^) リストは超絶をひけらかさないでこんなもんでどうですか~?って感じで面白かった。 ボルテージが上がってもう少しちょうだい!!って時に、さぁ~っと引いていく・・・。 だってぼく共産主義の国からきたんだもん、みたいなところが職人っぽくてたまらない(笑) そしてあの無愛想なステージ上の表情とヘタクソなお辞儀。 また舞台袖に戻る際にステージの上手に戻ろうとしたところ(モスクワ音楽院かい!) ロシア人っていいなぁ~(いい意味で言ってます)。 30番、31番ともペダルを使わない1楽章。面白いなぁ~ コンクールの演奏を聴いてフレッシュでいいな、コンクール上がりの演奏を聴いて円熟したなと思い、そんな彼らのアラフォーの演奏を聴いて自己が完成してきたなと彼らのピアニストとしてのライフステージが見えてくる。 リツキーはそんなロードマップとは無縁の独我の境地。 いきなりポツンと現れた不思議ちゃん。 顔とお辞儀がたまんねぇー。 === うんうん、大体言い得ているかな。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2012年10月17日 23時20分00秒
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