カテゴリ:ピアノ
日時 2012年11月7日(水)19:00開演 サントリーホール1列センター左 曲目 ラッヘンマン:弦楽四重奏曲第3番「グリド(叫び)」 ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第28番 イ長調 op. 101 ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第29番 変ロ長調 op. 106 「ハンマークラヴィーア」 出演 ピアノ:マウリツィオ・ポリーニ 弦楽四重奏:ジャック四重奏団 時間無いので端的に。 グリドは出だしから気持ち悪いので寝た。 怪談映画の効果音みたいな。 寝ているのだが背中がかさかさして気味が悪くて目が覚める。 二度と聴きたくない。 28番、ポリーニには暖気が必要なのか今日も指が回らない。 スケールやトリルの精度が悪く、腰を浮かせて力を込めるフォルテはいかんせん足元が頼りないものだから手にも力が入らない。 特に小指の和音が不完全。 加えて大事な音こそ外しはしないがミスタッチが多かったことも否めない。 反面ピアノの音色は先日より輝かしく、中間から高音にかけて煌びやかで柔らかい音色。 安心して聴いていられる音色でもあった。 ただ演奏としては温まりきっていない感じで、最後の7つの和音も鍵盤をつかみきれていない浮いた音となってしまった。 休憩後の29番。出だしの和音が爽快で煌びやか。 28番よりは温まった感じで指が回るのだが、なんだかおぼつかないところがあるのは年齢からくるもの? 長大な3楽章4楽章は、ベートーヴェンはこうやって弾くもの、と自信に溢れる演奏。 昨日意図的過ぎて自滅してしまった演奏を聴いたため、スタンダードな演奏の素晴らしさに改めて気づいた次第。 全体的に輝かしい29番に場内スタンディング。 (ちょっとおぼつかない点がしっくりこなかったのは事実だが。しっかり纏め上げてくるあたりはさすが巨匠といったところか) 残るは最後3つのソナタ。これは楽しみ(だがチケットは取っていない)。 たぶんテレビで放映するだろう。当夜もカメラが入っていた。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2012年11月07日 23時56分27秒
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