テーマ:好きなクラシック(2282)
カテゴリ:ピアノ
高木竜馬ピアノリサイタル ウィーンからの風
・日時:2013年 2月 9日(土) 10日(日) 11日(月祝・建国記念日) 16日(土) 17日(日) 23日(土) 24日(日) 全日とも 14:00 開演 (13:30 開場) ・会場:Ken クラシックライブハウス ◎ A チクルス :2月9日(土) & 10日(日) & 11日(月祝・建国記念日) F.J. ハイドン / アンダンテと変奏曲 ヘ短調 Hob.XVII-6/Op.83 L.V. ベートーヴェン / ピアノソナタ 第31番 変イ長調 Op.110 S.V. ラフマニノフ / 幻想的小品集より エレジー 変ホ短調 Op.3-1 P.I.チャイコフスキー / 「6つの小品」作品19より 第6曲 主題と変奏曲 M.P. ムソルグスキー / 組曲 展覧会の絵 (ムソルグスキー 原典版) (アンコール) ラフマニノフ(江口編)/パガニーニの主題による変奏曲~第18変奏 ラフマニノフ/前奏曲Op.3-2 プロコフィエフ/プロコフィエフ 三つのオレンジへの恋 ショパン/英雄ポロネーズ === 愛弟(息子?)のように愛してやまない高木竜馬くんのリサイタルに駆けつけました。 ウィーン帰国後はじめてステージ上の竜馬君を見かけましたが神妙な面持ち。 中1から奨学金を頂いている江副会長の訃報を聞き、 「今日の演奏の全ては天に昇る江副会長の魂に捧げます」 とのご挨拶から始まりました。 モーツァルトとゲンツィンガー夫人を悼んだハイドンの作品が何かの暗示でしたか。 もしくはゲルトマンの遺作展を現した展覧会の絵がそうでありましたか。 この長いチクルス初日、弾きなれてないからミスやボルテージが勝手ながら心配だったものの、一切のぬかりはありませんでした。 相変わらず明晰な音色と巧みな指運、そして修行中のウィーンの町並みから感じる歴史や音楽、囲まれた仲間たち友好関係、先生との師弟関係。 といったすべてのものがこのステージのパフォーマンスとなって現れていました。 前半クライマックスは31番のエンディングに向けた魂の解放。 直前にシュテファン寺院前で竜馬君を友人が撮った写真を見ましたが、壮大な奇跡の変イ長調で私の魂も昇天しました。 後半得意のロシアン。 竜馬君の鉄拳については何度も記載していますが、ロシアンピアニズムに特有の音の出し方。 10本の指にかかる音量が均質で空間に広がる和音が心地よいです。 そして日本人ピアニストにありがちな無理をして出す強音ではなく、体の重みが乗ったフォルティッシモ。 ピアノがぶっ壊れそうでした(笑) ・・・こちらのピアノ、ヤマハの古いピアノをお使いなのですが、音の多彩さ、弱音の繊細さ、強音の豪快さいずれもプアな感じがしました。 竜馬君のアンコールの中では初めて聴いた三つのオレンジへの恋。ピアノがかわいそうでしたw 竜馬君の心意気、会長の魂に届いたはずです。 次回、Bチクルスに伺います! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2013年02月15日 11時46分53秒
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