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営業マンの備忘録

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2013年04月10日
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カテゴリ:ピアノ
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2013/4/10(水)FAZIOLIショールーム
高木竜馬プライベートコンサート
FAZIOLIショールームにて20席限定の贅沢なコンサート。

(前半)
ベートーヴェン/ピアノソナタ31番
ショパン/ピアノソナタ3番
(後半)
ムソルグスキー/展覧会の絵
(アンコール)
ラフマニノフ=江口編/パガニーニの主題による変奏曲~18変奏
ラフマニノフ/前奏曲op.3-2
プロコフィエフ/3つのオレンジへの恋~行進曲
ショパン/英雄ポロネーズ

===
2月の毎週末(土・日・祝)に鉄人コンサートを開催していた高木竜馬さん。
毎回3時間に及ぼうかというロングコンサートを開催しても疲れた顔を見せないタフネスブリ。
その合間に訪れた居酒屋での酔った勢いで決まったという今回のコンサート。
本当は週末に行われる千葉でのオーケストラとの協演での一時帰国だった。
鉄人コンサートでは小型のヤマハを使っていたため、彼のパワーにはフルコンのグランドピアノを使ってほしいと思っていた。
今回は念願が叶って、FAZIOLIのフルコン。しかもダニイル・トリフォノフやルイ・ロルティが愛してやまない、ショパンコンクールに持ち込まれた銘機でのコンサートとなった。

前半。彼にしてはかなり抑えた音色(私には物足りなく思えたが、彼をはじめて聴く人にはそれでも十分な音量だったようである)。
というのも、リハーサルの時にあまりに響き渡る音量に、「頭が痛くなるからセーブしていこう」とお父様の助言があったようだ。
31番はこのピアノの天国的美音と旋律の素晴らしさが相まって、この上ない至福の時。
クライマックスの奇跡の変イ長調の盛り上げ方も相変わらず半端ではない。
ショパンの3番でも彼の立体的な音色の和音がなんとも素晴らしく、音符の塊が目の前に飛び出てくるかの演奏。
ここのところの収穫はこの3番ではないか。弾きつくされ聴きつくされたこの名曲を1楽章から寸分の隙もなく表現し、説得力と畳み掛ける突破力を兼ね備えた20代の演奏に変貌したように感じた。
3楽章の無音部の広大な空間も素晴らしく思えた。

ここで、お父様からパワー開放の指令が出る。
前半でかなり満足していた聴衆も、後半から更にたまげることに。
彼の和音は何度も書いてきているが、10本の指が均質に力を込めた耳に心地の良い強音和音。
ヘタクソが弾くと頭が痛くなるような和音が続く箇所でも彼の場合は心地よいのだ。
何度も書いているのであえて書かないが、圧倒的なテンポと音量で広大壮大なキャンパスに見事な展覧会の絵を描ききった。

そしていつもながらてんこ盛りのアンコール。
18変奏は極楽のごとく美しく、得意の3-2や行進曲はロシアピアニズムの末裔である彼のオハコ。そんな彼について来るこのピアノにも驚きである。
弾くたびに新たな発見がある英雄ポロネーズも堂々たる英雄の登場だ。
(素晴らしいコンサートのコメントはいつもながら書くのが面倒なのである。この辺で失礼w)

2次会となる囲む会も大いに盛り上がり、20歳で合法的に堂々と飲める楽しいひと時を過ごすことができた。
次回は7月に千葉でコンサートが開催される。得意のペトルーシュカなどが披露される予定だ。
もちろん、いつものポジションをゲットしている(笑)





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最終更新日  2013年04月13日 23時19分33秒
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