カテゴリ:ミステリ以外の小説
上質の阿片が海外に出回り、その産地として、日本をはじめ諸外国から槍玉に挙げられた江戸国。
老中から探索を命じられたのはご存知「金春屋ゴメス」こと長崎奉行馬込播磨守。 ゴメスは、異人たちの住む麻衣椰村に目をつけるが…。 辰次郎、NY出身の時代劇オタク・松吉、海外旅行マニア・奈美といった面々はもちろん、女剣士朱緒をはじめ新メンバーも登場し、ますますパワーアップした異色時代小説。 (「BOOK」データベースより) 『金春屋ゴメス』(感想)の続編は、期待通り面白かったです。 タイトルの通り、今回は芥子の実からできる阿片が問題となります。 最近 亜細亜各国に出回っている大量の阿片が、江戸国から密輸された物らしいということで、長崎奉行のゴメスが老中から探索を命じられるのです。 病気の父親の面倒をみるために田舎に引っ込んでいた辰次郎は、父親が小康状態となったので復帰してきます。武術を習い、少しだけたくましくなって。 ゴメスもさらにパワーアップしています。迫力あるシーンもありました。 冷酷無比、極悪非道と言われるのも無理はないと思えます。こ、こわい…w 一方背中に寂しさを漂わせることも……。そんな親分を辰次郎はちゃんと見ています。 ゴメスの隠されたエピソードが 少しずつあきらかになっていくところも見逃せません。 前作で、この世界のことは大体頭に入っているので、なじみのあるキャラクターたちが大暴れする姿を、わくわくしながら楽しむことができました。 また、新キャラクターとして、奉行所で働く若く美しい女剣士の朱緒や、探索の過程で知り合う異人の少年サクが活躍します。 島流しや隠密同心との出会いなど、松吉が喜びそうな 江戸らしさを感じる出来事も新たに出てきました。 最後には「江戸国」の存続を揺るがす巨悪の存在もほのめかされますし、この先どうなるのかが、とても気になります。 芥子の花 : 西條奈加 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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私もようやく図書館で借りて読む事が出来ました(今度はちゃんと題名と作家さんのお名前をメモして、予約して借りました・笑)メンバーの安定化というか、安心して江戸世界に入れるのは好いですよね。もうず~とロングシリーズ化して欲しいです。続編ではありませんが「烏金」も読みましたが、こちらも安心して読めるクオリティでした。
(2008年01月07日 09時14分38秒)
もくよう☆さん、こんにちは!
>ゴメスの第3弾読みたいですね(*^∇^*) >珠緒さんの仲間入りでちょっと恋の予感も??(^艸^) 読みたいです、読みたいです♪ ゴメスの活躍はもちろんですが、個性的な登場人物たちにどんどんスポットライトをあててほしいと思います。 辰次郎と朱緒さんはなかなかいい感じでしたね(’-’*) これからが楽しみです♪ (2008年01月07日 11時11分01秒)
すずさん、こんにちは!
> 私もようやく図書館で借りて読む事が出来ました(今度はちゃんと題名と作家さんのお名前をメモして、予約して借りました・笑) 無事借りられたんですね。良かったです。 >メンバーの安定化というか、安心して江戸世界に入れるのは好いですよね。 そうですね。言葉足らずでしたが、私もそれが言いたかったのですよw >もうず~とロングシリーズ化して欲しいです。続編ではありませんが「烏金」も読みましたが、こちらも安心して読めるクオリティでした。 あきらかに続編を意識して書かれているところが嬉しいですね。ますます期待してしまいます。「烏金」も良かったんですね。ぜひ読みたいです♪ (2008年01月07日 11時17分14秒)
私もゴメスは続きを希望します。ちらっとしか出てこないゴメスの過去も気になります
(2008年01月20日 21時07分56秒)
シオン525さん、こんにちは!
>私もゴメスは続きを希望します。ちらっとしか出てこないゴメスの過去も気になります 小出しにされるゴメスの過去が気になりますね~w 新キャラも良かったので、その後が知りたいです。 (2008年01月21日 12時54分51秒) |
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