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テーマ:伝統こけしの魅力(99)
カテゴリ:遠刈田系
恋い焦がれていた小林輝子(湯田の小林定雄一家) 湯田の小林定雄一家のなかでも、定雄工人は安定して、こけしを作っているが、その妻輝子(本名光子)のこけしは、入手できていなかった。ところが昨日も書いたように、定雄、元とともに輝子のこけしがヤフオクにまとめて出品された、そのうち輝子についてはすべてを落札することが出来た。といっても5本だけである。恋い焦れていた恋人に出会った気分である。 その5点それぞれに違った味わいがあって、湯田の呪力を満喫することが出来た。 どれも丑蔵的な笑い口であっても、どこかに異形の湯田の雰囲気が籠っているのだ。 本品にはそれぞれ裏書があって、入手年月日が書かれている。その昭和55年から57年は輝子46才から48才。いまから約40年前のことである。そのとき40代の輝子もいまは80代となって、工人としての活動は聞かれなくなった。 小林一家のこけしも、昭三、英子を含めいちおうは揃った。あとは少年藤戸一栄であるが、これは難しい。僥倖を待つしかない。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2019年09月15日 09時19分21秒
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