歩くギブス君
2-3日前から、こてつが歩くようになった。もちろんギブスを着けたままである。一週間位前に立つようになって、「おっ!ママ!立てた」とか言って大騒ぎしていたと思ったら、あれよあれよという間に歩くようになった。でも、左足のギブスは爪先から太ももの付け根まであるので、膝が曲げられず、歩く姿はオランウータンのようだ。しっかし、日に日に歩くスピードが上がり、その速いこと速いこと。昨日なんか三輪車にも乗っていた(←片足こぎ)。骨折の翌日、整形外科のお医者さんが、「2-3週間したらきっと歩くようになりますよ。」と言っていたのだが、痛いのと慣れないギブスが嫌なのとで、泣いてばかりのこてつを見ていると、そんな日が来るようには思えなかった。6週間ベッドに寝たきりなのかも…なんて心配したものだったのに。さすがお医者さん。見事に予測が大当たり。買い物に行ったりすると、こてつは店の通路をパタパタと歩き回り、店員さんやお客さんの目を引いている。「あれぇ、足、どうしたんだい?」などと聞かれようものなら、なぜか得意げな顔をして、「泥の上で転んだの。お医者さんが触ったらすごく痛かったの…。」などと延々説明をする。この間なんか気がついたら、金物屋のきれいなおねえちゃんに、ギブスに絵をかいてもらっていた。さすがである。