気がつくと…
気がつくと、クリスマスが終わって、年が明けて、小正月すら過ぎ去ってしまっているのでした。もう「あけましておめでとうございます。」とは言えない時期ですが、みなさん今年もよろしくお願い致します。今日はとうとう大統領就任式が行われました。私の友人の中には、わざわざワシントンまで飛んだ人もいたみたいですが、私はインターネットで映像を見るだけで満足でした。それにしても、こんなに喜びに湧き立った大統領就任式が今までにあっただろうかというほど盛り上がってました。そういう私も、やっぱり嬉しいなというのが本音で、オバマの就任演説を聞きながら、ああよかったとも思わずにいられないのでした。あのテキサスのおやじが居座った8年は長かった…。オバマはスーパーマンじゃないし、彼が大統領になったからといって突然すべてがよくなるなんてことはないわけで、仮にオバマが期待通りの手腕を持った大統領であったとしても今のアメリカを軌道修正するには、かなりの時間を要するに違いないのです。それでも何がすごいって、人々が希望に燃えていること。今までは社会に失望してシニカルだったような人までもがもしかしたら今回は何かが変わるかもしれないと思えるほど。オバマは選挙中によく対抗馬から「希望だけじゃ国を治めることはできないんだよ」と叩かれてましたが、現在のアメリカは、希望なしにはやっていけないくらい病んでいて、オバマのいう「希望」や「変革」に動かされた人が多かったんだろうなと思います。とはいえ、期待が大きいだけに不安も大きい。これからどうなるんでしょう。でも今日は素直に、よかったと思うことにしよう。