暇とカーナビにまかせて、ワイナリー巡りに出かけた。ネットで、目指すワイナリーの電話番号をゲットし、ナビに入力すれば、場所が出て、目的地のボタンを押すだけ。手始めに、岩見沢の宝水ワイナリーへ。着いて見ると、ナビが無ければ、到底簡単には見つかりそうもない郊外の畑の真ん中だった。10時前で、遠慮気味に外から眺めていると、おっさんが迎えに出てくれて、丁寧に工場や5年という歴史についても説明してくれた。運転があるので、試飲なしにこのワイナリー限定のレゲントなるワインを購入。お次は、三笠の山崎ワイナリーで、同じようにナビ任せ。三笠インターのそばにある展望台が前から気になっていたが、なんと、ナビの指さす位置はその展望台に向かっている。ワイナリーは達布(たっぷ)山展望台の向かいだった。展望台は札幌方面から、三笠、その背景の山々に眺望がよかった。ここも試飲なしで、シャルドネとお勧めのメルローを購入。次は、歌志内の太陽ファーム・・・だったが、電話番号に「登録なし」と冷たい返事、だが、「局番で近くまで行きます」と、なんとも人間的なナビの返事。近くまで行ってみたが、やっぱり、わからんかった。では、昼食にとスローフードの農場レストラン「MAMA'S KITCHEN」の電話番号を入力。「水際ですが、どうしますか」みたいな質問をするので、適当に答えて、いざ出発。しかし、やたら狭い山道に向かったかと思えば「冬季通行止め」の看板。ナビも万能ではない。別な道で、滝川方面に向かうが、またしても、峠道だ。だが、今度は対向車もあり、大丈夫なようだ。さて、目的地に着いて、「案内を終了します」と放り出されたが、目の前には川と畑ばかりで、レストランらしいものは見えない。そうか、こういうことだったのだ。「水際・・・」。その辺をぐるぐる走って、どう考えても、あの車が集まっている赤い建物しかない、と恐る恐る車を止めて敷地内に入ってみると、そこが「MAMA'S KITCHEN」だった。ナビでも辿り着くのが難しい店だが、札幌ナンバーが何台も来ていた。先月、テレビで紹介された店だが、皆さん、どうやって見つけたの?って感じだ。豆腐スープカレーで満足。後は、仕上げに、太古の湯に浸かって帰るだけ、なんと、ここは山崎ワイナリーのすぐそばだった。という訳で、空知管内ナビ任せのミニツアーは無事帰宅。人生もナビみたいに簡単なら・・・、つまらんだけか。