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カテゴリ:手紙
連休で時間ができたので、更新(笑)。
10月5日の舞台挨拶のおかげで、6日は朝から大騒ぎでしたね。 ハプニング大賞ではこんな笑顔も見れちゃったし。 で、改めて舞台挨拶ですが、惚れ直しました。 役者山田孝之に(笑)。 舞台挨拶やインタビューの無器用な言葉から零れ落ちてくる 彼の作品の本質をえぐりとる、野性的な嗅覚、鋭敏な感受性。 役をつくるのではなく、生きるという感覚。尊敬の一言しかないです。 しびれました。 それにしても白夜行のときから思っていたのですが、 山田君と東野圭吾さん、似てませんか? 顔が似てるというよりも、かもしだす雰囲気。 とらえどころがなくて、つかみ所がなくて、ぬぼーとしていながら(笑)、 鋭さと毒を隠し持っているところ。 役や作品に関しては饒舌なのに、自分をアピールすることにはとことん興味がなさそうなところ (でも実はすごいプライドが高そうなところとか)。 印象論にすぎないけど(それに東野さんのがずっと大人だけど)。 でも山田の舞台挨拶でのコメントも言葉こそ違え、東野さんと非常に近かったし。 山田君の 「とにかくなんか、何を思ってとか、何を伝えたいっていうよりもこういう現実があるんだっていうことを知ってもらいたいというか、知って人は再認識するというか、そういう感じです」、 と 東野さんの 「小説を書いている時、自分の中にメッセージなどはなく、この問題を僕自身が どう考えたらいいか考えながら書いた。答えを出そうとは思わないで、何かを感じてもらえればいいと思う」 というコメントがシンクロしていて、ちょっと鳥肌ものでした。 映画版「手紙」は泣かせる映画というより、まさに色んな想いを感じさせる映画。 決して完璧ではないけれど、見た後に、直貴と剛志の人生を感じ、考えて考えて、 心に残っていく作品になっているから、私は大好きなんだと思います。 ラジカルで、役作りの上で気をつけたことを聞かれた山田君は、 と相変わらずの身振り手ぶりつきで、熱く語ってました。 原作ファンで試写を見た人のコメントで、「原作の雰囲気がそのまま」という褒め言葉があるんですけど、やっぱりそれは山田孝之が直貴の雰囲気をどうだすかということをかなり緻密に考え抜いているからですね。恐れ入りました。 もうね、こういう才能のすごさをびしびし感じることがあるから、泥沼にさらにずぶずぶとはまり込んでいくんでしょう。顔ももちろん今では好きだけど、絶対才能に惚れてるんだよな。 舞台挨拶もね、ハラハラしすぎてしっかりしろと言いたくなるところもあるけれど(笑)、 まだまだ尖がってる時期なのかなと微笑ましく思います。 ぶっちゃけ、「俺より作品見てくれよ」と思っているから、 必要以上に宣伝したり、語りたくないんだと思うんです。 22歳、まだまだそんな感じがいいよ。 最近そういう人いないから、誤解されやすいけど、そのまんまがいいよ。 「手紙見てください」と言葉でアピールできなくても、 深く頭を下げるあたりが実に憎いね、お前さん。 うつむいてるんじゃなくて、頭を深々と下げております。 だ・か・ら、いろんな意味で世慣れて、丸くなるのは30過ぎくらいでいいよ。 これからもどんどん、私をハラハラさせて、揺さぶってちょーだい! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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復活(?)おめでとうございます、BoBuZuです。
東野圭吾ファン&山田孝之ファンのBoBuZuには今年は夢のようなコラボが続きます。 白夜行を観た時、泣いている私は「これは何の涙だろう」と考えて「せつなさに対する涙だ」と思いました。 「手紙」を観てやはり涙したんだけど、何の涙かまだわかりません。これは「何回も観なさい」という神様のお告げかも。 東野圭吾さんのコメントにも「原作を尊重して作ってもらった」とありました。原作者にこんなコメントしてもらえるほど、いいものを作ったんだなあと改めて山田孝之という俳優の才能に惚れ直したBoBuZuでありました。 (2006年10月09日 01時41分32秒)
BoBuZuさん、こんにちは!
>東野圭吾ファン&山田孝之ファンのBoBuZuには今年は夢のようなコラボが続きます。 すごいですね。私は東野作品は何冊か読んだんですが、ファンと名乗れるほどははまってませんな。 でも「手紙」は映画が丁寧に原作に割りと沿って造ってある分、ページをめくるのがつらくて。 > 「手紙」を観てやはり涙したんだけど、何の涙かまだわかりません。これは「何回も観なさい」という神様のお告げかも。 ですね。私なんか、3回見ましたけど、見るたびに違う人の視点で見てるような気がして、いまだにわけが分からないまま号泣です。 >改めて山田孝之という俳優の才能に惚れ直したBoBuZuでありました。 ですね! (2006年10月09日 09時51分44秒)
balinekoさん!復活おめでとーわーい!わーい!って、勝手に復活と騒いですみません(^^;)
balinekoさんの視点が、わたしにとって、みーんな鳥肌もんです。東野圭吾さんと似てるってあーーホントに!!Σ( ̄□ ̄) ハラハラさせられるってのも、そーそーまたそこがいいんですよねーー 一方で、玉鉄とのからみでのほんとに子供っぽい笑みがあったりして・・・・やめられません、ずっと見続けたいです。 (2006年10月09日 11時10分33秒)
きゃろさん
>balinekoさんの視点が、わたしにとって、みーんな鳥肌もんです。 おぞましい話やなー(笑)!似てますよね。なんとなく。 >ハラハラさせられるってのも、そーそーまたそこがいいんですよねーー 私はね、体が持たないと思っていたんです。大変なやつに惚れこんでしまったと。でもあきらめました。 >・・・・やめられません、ずっと見続けたいです。 お互いaddictedかも。 (2006年10月09日 22時22分00秒)
コメント、ありがとうございました~。
balinekoさんの考察はいつも鋭くて、すごいなあと思ってます。今日書いてらっしゃることを読んで、思い出したことがあるので、一言。 私の心から尊敬するある監督さんがいつもおっしゃってること。 それは、「映画が出来て、お客さんに見てもらったときに、まだその映画について監督が何か語らなければならないようならその映画は失敗」。 映画を作ってる者にとっては、出来上がった映像が全て。つまり、その映画に対して、どういうことを伝えたかったとか、どういうメッセージを込めたとか、そういうことを言わなければならないということは、その映画だけでは伝えきれてないということで、それは失敗と同じ、っていう意味なんですけど。うまく書けないんですが。 「俺より作品見てくれよ」っていう気持ちはそれに似てるなって思ったんですよね。宣伝って、どうしても発生することだから役者さんも監督さんも色々なところに出てきて話をしてくれるけど、思ったとおりに完成したのなら、本当はもうそれ以上何も言うことはないんだろうな、っていつも思うんです。なんとなく、ちょっとずれてるかもしれないけど、いつも自分が感じるそのことを思い出したのでコメントにしるしてみました。長くなってごめんなさい! (2006年10月09日 23時16分55秒)
いつもの様におじゃましたら新しい記事が!嬉しいです。
舞台挨拶の山田君の最後のコメントを聞いてなんかうまく言えないけど心を掴まれて、山田孝之という俳優を好きになって私は幸せだな~って感じてました。 山田君はあまり多くを語らないけどその言葉は上っ面だけ装うのではない深いものを感じるし、山田君独自の視点があって(物事の表側だけでなく裏側まで見ている感じ)、「俳優山田孝之」として作品毎に何を思いどんな風に役作りをするのかをもっと知りたいです。 かえでさん(初めまして!)の尊敬する監督さんのお言葉、すごく素敵ですね。山田君と重なりました。 やっぱりbalinekoさんの日記がないと寂しいよ~。 これからも楽しみにしてます! (2006年10月10日 09時14分23秒)
かえでさん、どうも!
某ドラマのPがドラマの設定をべらべら雑誌で補足していて、完全に引いたのを思い出した(笑)。 手紙を読み進めているんですが、時折発狂しそうになり(笑)、休み休み進んでいます。映画の残像が私を苦しめます。 (2006年10月10日 21時45分58秒)
朔&亜紀大好きさん
>山田孝之という俳優を好きになって私は幸せだな~って感じてました。 なんか年下だけど、尊敬しちゃうんだよね。 でもハラハラもさせるし、コラー!!って感じ。 復活とまではいかないけど、時間をみつけてぽつぽつ&ひっそりやっていきまーす。よろしくね! (2006年10月10日 21時51分26秒)
朔&亜紀大好きさん、はじめまして。
コメントを読んで山田くんが大好きだというのがすごく伝わってきました~! 「山田くん独自の視点がある」っていうの、とてもそう思います。私もどういう風に役作りをしていくのか、その役をどうとらえ、どう自分のものにしていくのか、本当に知りたいと思います。俳優山田孝之にじっくり密着したドキュメンタリー、やってほしいですねえ。 (2006年10月10日 23時08分27秒)
ハプニング大賞は見逃したし、
ラジカルは関西ではやってないんで、楽しく記事を 読ませてもらいました^^ 役を生きてる山田くんも好きだけど、 安易な言葉で飾らず、100の空虚な言葉より 不器用でも1の真実を伝えようとする姿勢は 自分を省みせられる想いがして、いい男だよ山田くん^^ (2006年10月11日 02時01分53秒)
Kさん
>不器用でも1の真実を伝えようとする姿勢は >自分を省みせられる想いがして、いい男だよ山田くん^^ お決まりの宣伝や苦労話をさせられそうなとき、わざと肩透かしを食らわせるところが凄く好きです。 いつからああいう感じになっていったのかな。 ちゅらさんのころはまだまだ素直だったのにね。 (2006年10月11日 21時01分09秒)
balineko様
よかった、復活されてた(笑)! というか、久々になってしまい、時差アリコメントおゆるしを。 もうね~、一語一句、大共感です、今回の記事も! だから私はもうここでは何も言わない。 そのまんまでいいさ、役者・山田孝之! このまんまでいいさ、SARASA日より! (2006年10月13日 00時38分34秒)
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