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カテゴリ:長生きの秘訣
こんにちは。福島市 さとうクリニック内科・消化器科の佐藤です。今日は‘寿命を考えたら炭水化物はどの位取るのが良い?’という報告です。 寿命のことを考えたら、炭水化物はどのくらいとるべきか―。減らしすぎても増やしすぎても死亡リスクを高めるようだ。米国居住の1万5428 人の男女 (45-64 歳)を1987年から平均25年間追跡したところ、 総エネルギー摂取量に占める炭水化物の割合と総死亡率の間にU字型の関連があり、炭水化物の割合が50-55 %で総死亡率が最も低くなった。 さらに日本人ほか多国籍の人々を含む七つの研究報告のデータを加え、合計43万2179人について分析しても、やはりこのU字型の関係は保たれていた。ただし炭水化物を減らす分を、牛肉や豚肉、鶏肉などの動物性食品に置き換えると死亡リスクは18%高くなるが、ナッツや大豆、野菜などの植物性食品に置き換えると18%低くなることも示された。炭水化物の摂取量を減らす必要があるなら、植物性食品の脂質やたんぱく質で置き換えるように心がけたほうがよさそうだ(Lancet Public Health. 2018 Sep;3(9):e419-e428.)。 短期的なダイエットには炭水化物制限は有用な様ですが...上述の様に寿命を考えると総摂取カロリーの約半分が炭水化物というのがベストの様です。ただ、減らすものに関しても上述の様に植物性食品やたんぱく質で置き換えることも大事な様です。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2019.04.01 14:50:40
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