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二代目のお嫁さんなり

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2010年02月23日
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カテゴリ:本のはなしの巻
30年にわたって、連載を休むことなく続けているマンガ
「こちら葛飾区亀有公園前派出所」。
このマンガが連載30年を迎えたことをうけて
日本推理作家協会に所属する作家の皆さんが書いた、小説版の「こち亀」です。
短編集になっていて、次々と有名作家の作品が読めるという
それだけで面白そうな一冊なんです。

書いてる作家さんは・・・・
大沢在昌、石田衣良、逢坂剛、京極夏彦、東野圭吾、今野敏、柴田よしき
の7人。交番勤務のハチャメチャなお巡りさん、両さんをこの7人が
どうやって小説にしたのか、というところがオカシイでしょ、すでに。
この企画、よく考えたなーと思うと笑ってしまいます。

新宿鮫に、両津がぁぁぁ!!
池袋に両津が登場して、マコトと事件解決ぅぅぅ??
京極さんにいたっては、大原部長の話に妖怪のナゾがぁぁぁ!!
(私は逢坂さんの本を読んでいない不勉強者なので申し訳ないんですが、
逢坂さんの有名なシリーズ「御茶ノ水警察署」にも両サンが登場してます)。

って、いちいちビックリさせられました。
しかし、作家さんの書き方って特徴あるもんですね。
石田さんの作品は、一行目から「おぉ、マコトだっ!」でした。
しかも、今、マコトのシリーズはずーーーっと読んできてるし。

どの作品がどうこうは言えません。
というか、どの作品もそれぞれの作家さんの持ち味が出てて面白かった!

両さんを知ってる読者にしてみれば相変わらずのハチャメチャぶりなんだけど、
他の小説の皆さんは、両さんには初めて合う設定なわけで、
その印象の書き具合もなかなか面白かったです。
麗子をミニスカポリスと間違えるのも納得ですねー(笑)

そして、シリーズ化されている本の登場人物は、自分が「小説の中の登場人物」
という所を分かっているところが、さらにおかしいんですよね。
「本編とは違うから、まぁ適当に読んでくれ」みたいな感じとか
「発行元が集英社なので気を遣って・・・」みたいなところとか
作家さんが、ほんと面白がって書いたというのがよく分かります。

いや~、楽しみました。
両さんだけじゃなく、麗子や中川、大原部長、さらに寺井さん。
そういう脇役の皆さんもちゃんと、あのキャラのまま登場します。
作家の皆さんも、こち亀が好きなんだなーって思いましたよ。


小説こちら葛飾区亀有公園前派出所






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最終更新日  2010年02月24日 09時28分11秒
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