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カテゴリ:本のはなしの巻
いや~、今回読んだ本は面白かったです。
カイシャデイズ まさに会社の日常なんだけど、どこの会社でもこういう人たちが働いていて 会社が成り立ってるんだろうな、と思わせる普通ぶりがいいんですよ。 こんな会社で働きたい!って帯に書いてあったけど、ほんとそんな感じ。 リフォーム会社を舞台に、施工管理部、営業、デザイナー、経理・・・と それぞれの部署の人の日常というか、人となりを書いているんだけど ほんと、個性がよく描かれていて面白い作品でした。 最後に登場する社長の話はサイコー。 型破りな設計デザイナー「クマさん」のハチャメチャぶりがおかしいけれど その信念とセンスは天才的で、翻弄されながらもいいチームワークで 仕事をしていく所は、会社として憧れる部分だったりします。 やっぱり、仕事って楽しくなくちゃダメなんだよね。 そうじゃないと、いいものは作れない、これって建築だけじゃなく いろんなことに当てはまるな~なんて思ってしまいました。 実はこの本、借りたい本がない時のクセで「あの棚の上から二段目の左から5冊目」 って感じで手にとった一冊だったんです。 今回は大当たり。荻原サンが好きな私にはなかなかのツボでした。 山本幸久さん、初めて読んだけど次の作品をぜひ読んでみたいと思ってます。 そしてもう一冊は、予約していたいつもの本。 ハイ、池袋ウエストゲートパークのシリーズです。 Gボーイズ冬戦争 今回でシリーズ7作目となりました。 Gボーイズのキング、タカシとマコトの友情が描かれていて 珍しくタカシの素直な温かさに触れられる作品でした。 もちろん、カミソリの刃のような鋭さや冷酷さは相変わらずではあるけれど。 それにしてもマコトはやっぱりカッコいいよなー。 悪いことをするヤツラには必ず制裁が下されることになるんだけど 基本、平和主義のマコトなのでそのやり方がずる賢くなくていい。 一歩間違えると、青臭い青春ストーリーなんだけど 読んでいてハマッてしまうところが石田衣良さんの才能なんでしょうね。 今回も、面白くて一気に読んでしまいました。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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